■S:今日の聖書の言葉
レビ記6章10節
★祭司は亜麻布の衣を着なさい。また亜麻布のももひきをその身にはかなければならない。そして、祭壇の上で火が焼き尽くした全焼のいけにえの脂肪の灰を取り出し、祭壇のそばに置きなさい。
■O:今日のコラム
祭司の衣に関する規定の一部です。亜麻布の衣は何となく雰囲気がある感じですが、ここで「ももひき」が登場します。しかし、ももひきは重要な物なのです。なぜなら祭司の服は、上からスポッと着るワンピースのような服なので、高い祭壇でいけにえを捧げる奉仕をするときに下から見えてしまうのです。
「彼らのために、裸をおおう亜麻布のももひきを作れ。腰からももにまで届くようにしなければならない。アロンとその子らは、会見の天幕に入るとき、あるいは聖所で務めを行うために祭壇に近づくとき、これを着る。彼らが咎を負って、死ぬことのないためである。これは、彼と彼の後の子孫とのための永遠のおきてである。」(出エジプト28:42~43)
祭司は、裸の恥をさらしながら奉仕するならその咎で死んでしまうのです。私たちも王なる祭司。裸の恥を隠す衣、覆いを身につけていなければなりません。覆いの中にあるとは、カバーリングの中にあることです。主の覆いの中にあるなら、私たちは恥を見ることがありません。
アダムは初めは裸であったのに、御霊の覆いがあったので恥ずかしくありませんでした。しかし、不従順したときに覆いが不十分な物になり、裸の恥をさらすことになりました。
「このようにして、ふたりの目は開かれ、それで彼らは自分たちが裸であることを知った。そこで、彼らは、いちじくの葉をつづり合わせて、自分たちの腰のおおいを作った。」(創世記3:7)
アダムは、自分で覆いを作りましたが、人の手による覆いは不完全で恥を覆うことはできないのです。うわべだけを繕って恥を回避しようとしたり、人を裁いて恥を逃れようとしますが、隠しきれるものではありません。主の覆いこそ私たちの恥を完全に覆うものです。
私たちは恥の思いの中で成長するようにはデザインされていません。恥の思いの中で働くようにもできていません。主の覆いの中にとどまりましょう。
罪は私たちに恥をもたらしますが、イエス様の血潮が罪ある私たちを覆ってくださいます。イエス様の血潮は私たちの贖いの代価ですが、贖いの代価とはヘブル語でカファーと言います。そしてカファーは、贖いの代価というよりも、覆うという意味で使われる語です。これはルツがボアズの衣のすそで覆われたことが示すように、結婚による夫のカバーリングに入ることでもあります。私たちは、イエス様の覆いにとどまる必要があります。イエス様はこう言われます。
「わたしにとどまりなさい。わたしも、あなたがたの中にとどまります。枝がぶどうの木についていなければ、枝だけでは実を結ぶことができません。同様にあなたがたも、わたしにとどまっていなければ、実を結ぶことはできません。」(ヨハネ15:4)
私たちが実り豊かな働きをすることも、成長することも、重要なことは、その覆いの中にとどまることです。覆いにとどまること、すなわち従順です。何か人が評価するような、凄いことをすることも素晴らしいです。しかし、大切なことは事の大小ではなく従順に従うことです。主が「せよ」ということを行い、主が「するな」ということをしない。また主が持ちなさいという心を持ち、主が待って欲しくない心を手放す。シンプルな従順こそ大切です。
従順は主を愛する最高の形であり(神を愛するとは神の命令を守ること)、主の心を奪ってしまうほどに(雅歌4:9)、主に喜ばれるものです。そのときに主は私に祝福をお与えになり、主の祝福そのものが私をいのちに富む者としてくださるのです。
■A:考えてみよう
主から何か語られているでしょうか?それを御言葉の光に照らしてみましょう。御霊によって語られた確信があるならば、それを行うことがどれほど主をお喜ばせするでしょう。それがどれほどの祝福となるでしょう。
シンプルな従順こそ大切です。そうしてイエス様の覆いにとどまりましょう。
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(2コリント5:17)
■P:祈り
主よ。私を今日も覆ってくださるあなたの血潮を感謝します。あなたの血、あなたのいのちで買い戻された、私の全てはあなたのものです。私の計画も、財産も、働きも、評価も、時間もあなたのものです。あなたのものとして使ってください。もともと全部あなたがくださったものです。私は何も持たずに世に生まれました。何も持たずに去っていくのです。世であなたが任せてくださっている全てに感謝します。主の御心こそ実現しますように。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まじまこ 】
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