■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き4章10節

★皆さんも、またイスラエルのすべての人々も、よく知ってください。この人が直って、あなたがたの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけ、神が死者の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名によるのです。

■O:今日のコラム
ハレルヤ!イエス様が私たちの罪のために死んでくださり、力強く死からよみがえられた事を感謝します!

昨日は過越の贖いについて共に見ることができました。今日はその後、過越の祭の中に含まれる種無しパンの祭り、そして初穂の祭りに関して見ていきましょう。出エジプト記12章17~18節にはこのように書かれています。

「あなたがたは種を入れないパンの祭りを守りなさい。それは、ちょうどこの日に、わたしがあなたがたの集団をエジプトの地から連れ出すからである。あなたがたは永遠のおきてとして代々にわたって、この日を守りなさい。最初の月の十四日の夕方から、その月の二十一日の夕方まで、種を入れないパンを食べなければならない。」

ニサンの月の十四日の夕方が子羊をほふる過越の祭りであり、そこからパン種を入れないパンの祭りが始まります。そして、過越の祭りの次にやってくる安息日の翌日が初穂の祭りになっています。

今年、2018年で言えば過越の祭りが3月30日の金曜の夕方、そして安息日が翌日の31日の土曜日、そして4月1日が安息日の翌日なので初穂の祭りになります。これは、イエス様が十字架にかかられたスケジュールと一致します。

金曜の朝、イエス様は十字架にかけられることが決定されます。そして、午後三時頃、ご自分の霊を父にお渡しします。これが過越の祭りです。そして、金曜の日の入りから安息日が始まります。ユダヤ人は安息日に死体に触ると汚れてしまうことを嫌うので、安息日前に急いでイエス様を墓に葬ろうとします。アリマタヤのヨセフがその役を買って出て、ピラトにイエス様のからだの下げ渡しを願います。(マルコ15:43参照)

それを聞いて、ピラトが「イエスはもう死んだのか」と驚きます。通常の人であれば十字架での死はもう少し時間がかかりますが、イエス様は驚く速さで死なれます。それは人によって死がもたらされるのではなく、神であるイエス様ご自身がご自分の霊・たましい・肉体の分離をすることができたからでしょう。

ご自分の霊を父にゆだねられたイエス様はそうして安息日(土曜日)の直前に急いで墓に葬られ、安息日を墓の中で過ごされました。イエス様は安息日の主であられます。そして、週の初め(日曜日)の朝早く、イエス様はよみがえられたのです!

「さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方、マグダラのマリヤと、ほかのマリヤが墓を見に来た。」(マタイ28:1)

「ここにはおられません。前から言っておられたように、よみがえられたからです。来て、納めてあった場所を見てごらんなさい。」(マタイ28:6)

過越の祭りの中の種無しパンの祭りは、イエス様が地上で罪なきお方として歩まれた地上の生涯を啓示し、初穂の祭りはイエス様が死から復活されたことを啓示しています。神様の人類への救済のご計画は思いつきではなく、緻密に計画されたものでした。

昨日、過越を通して、イエス様の血潮と贖いを見てきました。贖いは一度だけのものであり、イエス様の血潮の贖いは完了しました。私たちの罪の負債はイエス様の尊い血潮、いのちによって支払われました。しかし、私たちは贖われただけで留まっていてはいけません。贖われた私たちは救いの達成に向けて歩まなければなりません。

「そういうわけですから、愛する人たち、いつも従順であったように、私がいるときだけでなく、私のいない今はなおさら、恐れおののいて自分の救いの達成に努めなさい。」(ピリピ2:12)

救いは神の贖いの恵みを受け、神と共に達成していくものです。救いは自発的なものです。みことばも「自分の救いの達成に努めなさい」と言います。「イエス様を信じるだけで救われる」というのは事実ではありますが、だからといって何もしないのは恵みを放縦に変えてしまっていることになります。

救いは神様とともに達成していくものです。では、どのようにして救いを達成するのでしょうか。それは過越の祭り、種無しパンの祭りと初穂の祭りから学ぶことができます。

キーワードは「従順」です。過越の祭りも、モーセが神のことばを民に語った事に従った従順さのゆえに死を免れました。また、イエス様も地上で歩まれた時、父のみこころに従い、実に死にまでも従われました。

私たちもイエス様に従って歩む必要があります。共に救いの達成を目指して、イエス様が来られるその日まで走り続けましょう。

■A:考えてみよう
・過越の祭りには三つの祭りが含まれています。それは何ですか?
・安息日は何曜日ですか?
・週の初めの人は何曜日ですか?
・あなたはイエス様の血によって贖われたと言うだけで満足ですか?

みことばに従う事が救いの達成につながることです。毎日みことばを読み、ひれ伏す時、私には「なぜ私はこのみことばをハヤ(心に刻みあふれでるようにするために暗唱する)事ができないのか、またなぜこのシンプルなみことばに従う事ができないのか」と悔い改めの心が溢れてきます。自分に死ななければキリストと共によみがえる新しい歩みをすることは不可能です。

自分を徹底的に殺すことができるのは血と水と御霊によってでしかできません。
復活祭のこの日、自分をみことばによって徹底的に十字架につけ、キリストと共によみがえる体験を求めて礼拝に参加しましょう。

「あなたがたは、バプテスマによってキリストとともに葬られ、また、キリストを死者の中からよみがえらせた神の力を信じる信仰によって、キリストとともによみがえらされたのです。」(コロサイ2:12)

■P:祈り
愛する天のお父さん、私たちに御子、イエス・キリストを送ってくださったことを心から感謝します。私たちは罪過の中に死んだものでした。しかし、哀れみ豊かな神は私たちを罪過の中から救い出してくださいました。それだけではなく、私たちの内なる人がキリストと似た者となるように、私たちを成長させて下さることを感謝します。
私たちの内なる人の中で、まだ神に従うことができていないところがあるなら、みことばの光によってその部分を照らし出してください。そして、それを十字架につけ、キリストとともによみがえりを体験することができるように助けてください。
そうして、私を栄光から栄光へと、神の似姿に造り変え続けてください。あなたは間もなく来られます。その日まで、信仰を捨てること無く、前を向いてひたすらに走り、自分の救いの達成に努めて行くことが出来るように助けてください。

死からよみがえってくださった愛するイエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【 しゅん 】

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