■S:今日の聖書の言葉
出エジプト記36章2節

★モーセは、ベツァルエルとオホリアブ、および、主が知恵を授けられた、心に知恵のある者すべて、すなわち感動して、進み出てその仕事をしたいと思う者すべてを、呼び寄せた。

■O:今日のコラム
心に知恵がある者は、感動をもって、情熱的に、進んで仕える者だ、とこの箇所は教えてくれます。心に御言葉が信仰によって結び合わされていくことは、私たちの心に神の知恵を与えていきます。これは新しくイエス様が内に訪れて下さることです。

「わが神。私はみこころを行うことを喜びとします。あなたのおしえは私の心のうちにあります。」(詩篇40:8)

御言葉が自分自身の一部として受肉するからこそ、「私はそれを行いたい。いや、行わなければならない」という情熱が湧いてくるのです。これは神に対する愛です。

神を愛するとは、神の命令を守ることです。自分勝手な情熱は、自分の感情のアップダウンによって情熱が失せてしまうことが多いものです。しかし、主が与えてくださる情熱の炎は、いつまでも燃え続けることができるのです。

モーセが出会った燃える柴は、いつまでも燃え尽きることがありませんでした。この情熱は御霊の炎であり、御霊の与える剣である神の言葉、レーマです。また愛の炎でもあります。愛は決して絶えることがありません。

そのレーマが与えられるなら、それを握りましょう!口ずさみ、思いめぐらし、自分自身に聞かせるのです。信仰は聞くことからです。これを烏に奪われてはなりません。これは自分自身の中の未伝地に宣教することです。そうしてまだキリストの物となっていない部分が占領されていくのです。

また、これは自分自身に対する預言です。エゼキエル書において乾いた骨に預言がされるとき、骨に肉や筋や皮膚が生じていきました。同じようにカラカラに渇いた、荒野のような私たちの内なる人に新しい創造が始まっていくのです。そして神の計画書にそって、自分が建て上がっていくのです。
 
人は一つの言葉を覚えるのに、その一つの言葉を何回も繰り返すことがとても有効であるという研究があります。そうしてこそ新しい脳の中のシナプスという脳細胞をつなぐ部位がつながっていくそうです。それですので同じ御言葉を何度も繰り返すことは、自分自身に御言葉を刻むためにとても有効な方法です。

イスラエル人が最も大切にしている、いわゆる第一の戒めにもこうあります。

「聞きなさい。イスラエル。主は私たちの神。主はただひとりである。心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。私がきょう、あなたに命じるこれらのことばを、あなたの心に刻みなさい。これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家にすわっているときも、道を歩くときも、寝るときも、起きるときも、これを唱えなさい。」(申命記6:4~7)

これは神を愛する者となるための重要な戒めです。つまり進んで神の命令を守る者となるためにです。
 
初代教会の聖徒たちは、単純な労働をする者が多かったそうです。それなので日中の仕事の間、朝に読んだ御言葉から語られたレーマを握り、一日中、口ずさみながら仕事していたということを聞いたことがあります。現代の複雑な仕事の中では、なかなか難しいかも知れません。しかし、現代に同じことをやりやすいのは、電車での移動時間です。詩篇1篇には「昼も夜も口ずさむ」とありますが、電車の移動も一日二回やってくるでしょう。

他にも科学的にこうすると記憶の効率が上がるといわれている方法にこんなものがあります。

1、体を動かしながら覚える
イスラエル人は御言葉を朗読するときに体を前後にゆすりながら読みます。これは実に理にかなった方法なのです。歩きながらなど軽い運動をしながら朗読すると記憶を促進すると言われています。しかし、二宮金次郎のようなスタイルは歩きスマホ以上に危険です。体をゆすりながら読むのが良いでしょう。

2、声に出す
それも大声よりも、ささやくような声が良いそうです。初代教会は、「大きな声」と呼ばれる読み方があったそうですが、それは自分にだけ聞こえる小さな声で読むことだったそうです。それが静まった会堂では、実に「大きな声」だったそうです。

黙読より、朗読の方が記憶に良いことが実証されています。聖書自体、朗読し宣言するための書物なのです。

3、繰り返し口ずさむ
シナプスの話をしたので省きます。詩篇1篇です。

4、目を閉じて黙想する
詩篇1篇で口ずさむと訳される言葉は、瞑想するとも訳せる言葉です。目で見て、口ずさんだ後に、目を閉じて目からの情報をシャットアウトして黙想することは、記憶しやすくするそうです。耳からだけでなく、目から入る情報量は実に多いのです。

5、人に教える
初代教会の弟子教育は「教え」と「伝授」です。大宣教命令にも弟子を作るように命じられていますがそれは、イエス様が教えたこと(教え)を人々に守るように教えなさい(伝授)でした。人に教える時に教えるための油が注がれます。そして教える本人が一番教わる結果となるのです。

■A:考えてみよう
自分に語られた御言葉を握り、それを成し遂げることを求めましょう!
そのために、口ずさみ、瞑想(目を閉じて御言葉を黙想)するのです。

■P:祈り
主よ。ただ聞くだけの者でなく、御心を行い、それを成し遂げる者とならせてください。すべては主によります。あなたが私の内に来られるからこそ、私はそれを行えるのです。主が語られたことは必ずその通りになると信じ切った人は何と幸いでしょう!その幸いをお与えください。あなたは私の主、私の王です。私はあなたのもの、あなたのしもべです。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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