■S:今日の聖書の言葉
出エジプト記3章7節
★主は仰せられた。「わたしは、エジプトにいるわたしの民の悩みを確かに見、追い使う者の前の彼らの叫びを聞いた。わたしは彼らの痛みを知っている。」
■O:今日のコラム
シャローム!御国が来ますように!
「そこで、彼女は自分に語りかけられた主の名を『あなたはエル・ロイ。』と呼んだ。それは、『ご覧になる方のうしろを私が見て、なおもここにいるとは。』と彼女が言ったからである。」(創世記16:13)
主の御名の御名は200~300あると言われていますが、その中の1つ、「主はご覧になるお方」です。
私たちがこの地で人生を歩む中では、順風満帆の時もあれば、何かにぶち当たる、試練、葛藤、悩み…あげたらキリがない程色々な事が起こると思います。しかし、私たちの信じている神様は「ご覧になるお方」ですので、全てをご存知です。いい意味でも、悪い意味でもです。
「ことばが私の舌にのぼる前に、なんと主よ、あなたはそれをことごとく知っておられます。」(詩篇139:4)
最近、私たちの祈りの家では「詩篇の音読」と「ひれ伏す祈り」がチャレンジされています。
私自身の話しになってしまいますが、詩篇とひれ伏すことの学びを聞く中で、残った問いと体験したことがありました。まず、残ったことは、「詩篇の中には人の祈りが全てある。それ以外に何か付け加える必要があるだろうか?」という問いでした。
「私があなたがたに命じることばに、つけ加えてはならない。また、減らしてはならない。私があなたがたに命じる、あなたがたの神、主の命令を、守らなければならない。」(申命記4:2)
「あなたがたは、私があなたがたに命じるすべてのことを、守り行わなければならない。これにつけ加えてはならない。減らしてはならない。」(申命記12:32)
御言葉に付け加えたり、減らしたりしてはいけないと書かれています。
「神よ。私を探り、私の心を知ってください。私を調べ、私の思い煩いを知ってください。」(詩篇139:23)
「主よ。私の祈りを聞いてください。私の叫びが、あなたに届きますように。」(詩篇102:1)
「私の叫びの声を心に留めてください。私の王、私の神。私はあなたに祈っています。」(詩篇5:2)
詩篇をこの「付け加える必要があるか?」という視点を持って読むと、詩篇の作者たちは神を褒め称え、賛美し、喜び、嘆き、悲しみ、叫び…など「これは私の心を言い表しているのではないか?」と思うことがたくさん書かれていることに気付きます。それだけで御言葉に打たれ、励まされ涙が出て来ます。ここに自分のあれこれを付け加える必要はあるのでしょうか?
もう1つ、ひれ伏す中で体験したことは、
「こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競走を忍耐をもって走り続けようではありませんか。」(ヘブル12:1)
私の考えや、主張をあれこれ言うのをやめて、詩篇を音読し、「主よ、私を知って下さい。私の叫びを聞いて下さい」と、ただこれだけを何度も告白し、ひれ伏す中で、「私たちの信仰の先輩方が確かに!私自身の周りを取り巻いている!私を励ましてくれている!神様は私を知ってくださっている!」言い換えるならば、「御言葉が私を知ってくださっている!」と確信する時がありました。
これで十分ではありませんか。これが幸いな歩みではないでしょうか?
今日の出エジプト記3章7節にも神様はイスラエルの民の悩みを見て、叫びを聞き、痛みを知っていると書かれています。全能なるお方、御言葉なるお方、ご覧になるお方が私たちのことを知ってくださっているのです!自分のことをあれこれ神に申し上げてはいけないと言っているわけではなく、ただ御言葉の中に私たちの全てが書かれているのでそこに多くのことを付け足す必要はないのです。
詩篇を音読し、ひれ伏す中で私たちの内にある覆いは少しずつですが取り除けられていきます。同時に、御言葉に対する覆いも取り除かれていくでしょう。時間のかかることではありますが、御言葉なるお方に信頼を置き、私たちのことを知ってくださっているお方に明け渡していけますように。
これが救いの達成のプロセスではないでしょうか?
「そういうわけですから、愛する人たち、いつも従順であったように、私がいるときだけでなく、私のいない今はなおさら、恐れおののいて自分の救いを達成してください。」(ピリピ2:12)
■A:考えてみよう
私たちの主張や考えを1度脇に置いて、御言葉(どこを読めばいいか分からなければ詩篇、分かっている方も詩篇)を音読して、ひれ伏すことを実践していきましょう。
ますます、御言葉を朗読して、御言葉なるお方に自分を知って頂きましょう!
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まなくぼ 】
オンライン献金はこちらから。
大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。