■S:今日の聖書の言葉

列王記 第二22章4-6節(同21章)

★ 大祭司ヒルキヤのもとに上って行き、主の宮に納められた金、すなわち、入口を守る者たちが民から集められたものを彼に計算させ、それを主の宮で工事している監督者たちの手に渡しなさい。それを主の宮で工事している者たちに渡し、宮の破損を修理させなさい。木工、建築師、石工に渡し、また宮の修理のための木材や切り石を買わせなさい。

■O:今日のコラム

これでもかというほど、悪い王が次々と出て来る「列王記」。その中で、良い王の登場は、私たちをほっとさせます。ヨシヤ王も、そのような王様でした。

私たちが、ヨシヤに見習うべきことの一つは、神様の神殿、つまり、神様の住まいのことを心にかけ、時間やお金、労力をかけて、神殿の修復を行った点だと思います。

「彼は主の目にかなうことを行って、先祖ダビデのすべての道に歩み」(2節)

とありますが、ダビデが主の住まいを愛し、主の宮を建てることを願っていたように、ヨシヤも、神様の住まいがないがしろにされていることに我慢できませんでした。

昔の信仰者たちは、神様の住まいとして、幕屋(テント状の礼拝所)や神殿を建て、大切にしましたが、ヘブル人への手紙を見ると、それらは、目には見えない「本物の神殿」の模型であると書いてあります。

「キリストは、本物の模型にすぎない、手で造った聖所に入られたのではなく、天そのものに入られたのです。」(ヘブル人への手紙9章24節)

神様の本当の願いは、人間が建築する幕屋や神殿の中に住むことではなく、神様を愛する一人一人の信仰者の中に住んで、その人との親しい交わりを持つこと、そして、その信仰者たちが集まって、神様を愛し礼拝し賛美し祈りを捧げる中、また互いに愛し合う中、つまり教会の中(建物ではありませんよ)に住まわれることです。

「ごらんなさい。わたしは戸の外で、しきりにたたいています。その呼びかけにこたえて戸を開ける人なら、だれとでも、わたしは中に入って、親しく語り合います。そして、お互いに楽しい時を過ごすのです。」(ヨハネの黙示録3章20節・リビングバイブル訳)

「あなたがたのからだは、あなたがたのうちに住まれる、神から受けた聖霊の宮であり、あなたがたは、もはや自分自身のものではないことを、知らないのですか。」(コリント人への手紙 第一 6章19節)

「けれども、あなたは聖であられ、イスラエルの賛美を住まいとしておられます。」(詩篇22篇3節)

ですから、私たちは、神様の住まいである、自分の身体、心、また教会の集まりや、礼拝の状態に心を配り、もし、壊れている部分、崩れている部分、荒れ果てて立て直されなければならない箇所があるなら、聖霊様に助けていただき、修復していく必要があります。

聖書に教えられている、私たちの側でもできる、有効ないくつかのことを挙げてみましょう。

・祈りと断食(イザヤ58章の神様に喜ばれる断食を見てください。)

「そのとき、暁のようにあなたの光がさしいで、あなたの傷はすみやかにいやされる。」(イザヤ書58章8節)

・異言で祈る

・預言が与えられるよう求め、与えられたと感じたら、皆の益となるために(霊的なリーダーの助けを受けながら)聖書的な方法で、語る

「異言を話す者は自分の徳を高めますが、預言する者は教会の徳を高めます。」(コリント人への手紙14章4節)

この箇所で使われている「徳を高める」という言葉は、原語のギリシャ語では「オイコドメオ」といい、「家を建てる」「建築する」「修理する」「しっかりと建てる」などという意味だそうです。

異言で祈るなら、自分自身の信仰、神様の住まいを建て上げることができます。

さらに、預言を求め、預言的で的確な、神様からの励ましの言葉を語ることができるようになるなら、主にある兄弟姉妹の信仰を確立し、修復し、建て上げることができるのです。

異言で祈り、預言も求めていきましょう。

また、神様が住まわれるべき私たちの心に、偶像は置かれていないでしょうか。もしそうなら、聖霊様に助けていただきましょう。私たちの心に、偶像や、神様に喜ばれないものがないように、焼き尽くしていただき、また見張りましょう。

「力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。」(箴言4章23節)

そして、クリスチャン同士の人間関係、教会の礼拝に、崩れている部分があるなら、とりなして祈り、神様から示されることを行っていきましょう。

神様が私たちを喜び、「ああ、ここで安息を得たい。ここに住みたい。(訪問するのではなく!)ここにずっといたい。」と思ってくださるなら、なんと素晴らしいでしょう。

■A:考えてみよう

自分の心の中に、神様を心から喜び礼拝することを妨げるものがあるだろうか。

もし、喜びと命の泉が湧き上がり、神様がともにいてくださる平安と確信があるなら、大胆に神の国を宣言し、周りの人々を祝福して行こう。
もし、崩れている場所があるなら、聖霊様の助けを求めて行こう。

■P:祈り

私の中に、また私たちの賛美の中に、交わりの中に、住んで下さる神様の御名をあがめます。
主の力と栄光が、私たちを通して、この地上にもたらされていきますように! アーメン。

【 ともこ 】

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