■S:今日の聖書の言葉
ヨブ記37章14節

★これに耳を傾けよ。ヨブ。神の奇しいみわざを、じっと考えよ。

■O:今日のコラム
ヨブ記の主な登場人物は、神様、サタン、ヨブ、三人の友、エリフですが、今日は32~37章で語っているエリフに注目してみましょう。

このエリフという人は面白い人で、三人の友がヨブを励ましたいと思いつつ、結局ヨブに慰めも励ましも、希望も、もちろん癒しも、神様との出会いも、何の助けも与えることができず、むしろヨブを追い詰め苦しみを増させたのに対し、エリフが語った後、不思議とヨブは口応えせず、むしろ主が現れてくださり、ヨブは主の前に悔い改めることができ、癒された、という人物です。

エリフと三人の友の違いは、なんだったのでしょう?

言葉からだけでは、なかなか違いが分かりませんが、三人の友の中には、ヨブの受けている試練は、~という具体的な罪の結果である。だから、~しなければ苦しみに合わなかった、という、人間の「ものさし」があったように思われます。

それで、ヨブから「お前たちから教えられたくない、諭されたくない。お前たちの『ものさし』で私を裁くなら、私も私の『ものさし』で裁き返してやる!弁明する!」という反応を引き出してしまいました。

一方、エリフは、ヨブのもっと根本的な問題を指摘しています。

「そもそも、人間の『ものさし』を使って神様の前に立とうとしちゃだめだよ。」「自分がどれほど正しかったか、ではなく、『神様の奇しいみわざ』をじっと考えてみようよ」と。

結局、エリフの言葉の後、神様ご自身がヨブと出会ってくださり、神様の偉大さが啓示され、ヨブは自分が自分の義によって神様の前に立つ資格があると考えたことを悔い改め、平安を得、癒されました。

■A:考えてみよう
私たちは苦しんでいる友を助けたいと願いながらも、かえって、その人を追い詰め、苦しめ、ヨブの三人の友のようになってしまうことがあります。

病気や災難で苦しんでいる人たちを私たちの物差しでさらに苦しめたり、その人の言い訳や弁明を引き出すようなアプローチをするのではなく、その人を自己義から神様の義へ導くことができたらどんなに素晴らしいでしょう。

その人の目を、自分自身の義から、偉大な、そして真に正しい、また憐れみ深い神様に向けることができたら、どれほど大きな助けになるでしょう。

エリフとはヘブル語で「彼は私の神である」という意味があります。イエス様こそ私たちの神であり、人のすべての苦しみを自ら通られた憐れみ深い大祭司です。

まず、自分自身が今日、イエス様を通して、神様の御前に出て行きましょう。主の前にへりくだり、ただ一人礼拝されるべき方に礼拝と感謝をささげ、聖霊の満たしを求めましょう。

聖霊が与えてくださる啓示の言葉によって、油注ぎによって、人々が神様と出会うことができるように祈り求めていきましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 とも子 】

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一つのコメント


  1. 林 直美 より:

    いつも感謝です(^-^)
    祈りの言葉を、まじまこさんだけ、書いていて下さり、嬉しく思っています。出来たら、他の方々も、皆、祈りの言葉を入れて頂ければ嬉しいです。お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。

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