■S:今日の聖書の言葉
ヘブル人への手紙2章14~15節

★そこで、子たちはみな血と肉とを持っているので、主もまた同じように、これらのものをお持ちになりました。これは、その死によって、悪魔という、死の力を持つ者を滅ぼし、
一生涯死の恐怖につながれて奴隷となっていた人々を解放してくださるためでした。

■O:今日のコラム
この箇所には2つの「死」が出てきます。悪魔の死の力と、イエス様の死です。

悪魔の死の力は、人を殺し、永遠の滅びをもたらします。ですが、イエス様の死は、死の力を滅ぼし、人を生かし永遠に続く命をもたらします。主は、「死の力」を持つ悪魔に「死」によって勝利しました。

主の方法は、私たちの考えや世の考えとは驚くほど異なります。この世の考えでは、決して死は勝利ではないでしょう。むしろ敗北だと思います。

ですが、これこそが主の方法です。イエス様の十字架によって救いに入れられた私たちは、この主に習うべきです。

「キリストは神の御姿である方なのに、神のあり方を捨てられないとは考えず、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられました。人としての性質をもって現れ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われました。」(ピリピ2:6~8)

イエス様は御父の御心に生き、死にまで従われました。私たちは、このイエス様の足跡へついて行く者とされた今、問題や人間関係にぶつかる時、私たちはイエス様が「死」によって勝利されたように、「死」によって勝利出来るのではないでしょうか?

あらゆる問題や人間関係の背後には死の力を持ったサタンがいることを覚えなければなりません。自ら主の御言葉ゆえに自分に死ぬのなら、その背後に働く死の力を持ったサタンに勝利することできます。

また、これらのことには、主からの報いがあることを信じなければなりません。自分の言い分や自分のやり方、自分の権利などを一つ一つ放棄していく時、損をしたり負けたように感じるかもしれません。ですが、主は必ず引き上げ報いてくださいます。

たとえ、この地上で報いを受けなくても、自分に死に御言葉に生きるのなら、主が豊かに報いを用意してくださっています!

「見よ。わたしはすぐに来る。わたしはそれぞれのしわざに応じて報いるために、わたしの報いを携えて来る。」(黙示録22:12)

■A:考えてみよう
・「死の力」に「死」によって勝利しているでしょうか?
・私たちは、家族や友人、職場や学校の中で、自分を押し通しているでしょうか?それとも、自分に死に御言葉に生きているでしょうか?
・御言葉に従い生きる時に、報いがあることを信じているでしょうか?

「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることとを、信じなければならないのです。」(ヘブル11:6)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 おりえ 】

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