■S:今日の聖書の言葉
ヨブ記10章4節
★あなたは肉の目を持っておられるのですか。あるいは、人間が見るように、あなたも見られるのですか。
■O:今日のコラム
今日の箇所では、突然の苦しみにあったヨブを見舞った三人の友人たちの言葉に対して、ヨブが語った言葉が書かれています。
三人の友人は、思い思いにそれぞれヨブに対して語りました。
それは、
「さあ思い出せ。だれか罪がないのに滅びた者があるか。どこに正しい人で絶たれた者があるか。私の見るところでは、不幸を耕し、害毒を蒔く者が、それを刈り取るのだ。」(ヨブ4:7~8)
等、ヨブの災いは罪の結果ではないのかと問いかけるものでした。
これらの友人たちの神に対するイメージは後に「正しく語られていない」(ヨブ42:7)と直接主から言われることとなりましたが、この時点のヨブにできることは、ただ苦しみの中でその友人たちの言葉の真偽を「人間が見るように、あなたも見られるのですか。」(ヨブ10:4)と問うばかりであったかと思います。
■A:考えてみよう
私たちが、因果応報を根底とした信仰を持つとき、それは言い換えれば善行をつめば祝福や報いがあり、悪業をつめば試練や苦難があることを信じることになります。
しかし、その善行もしくは悪業の判断を私たちが行うとき、それはアダムとエバが善悪の知識の木から取って食べたように、私たちが人間でありながら神のようになっていることに気付く必要があると思います。
文字にすると当たり前なことですが、私たちはあくまで人間であり神ではなく、一方で、神は人間でなく、また「人間が見るように」私たちの一挙一動を見ている方でないことを覚え、感謝したいと願います。
全ての善悪を判断される方が私たちをイエス・キリストの十字架を通して赦し受け入れ、義としてくださった恵みに感謝する一日となりますように。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 レナ 】
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