■S:今日の聖書の言葉

列王記 第二 6章116-117節(同5章)

★ すると彼は、「恐れるな。私たちとともにいる者は、彼らとともにいる者よりも多いのだから。」と言った。

そして、エリシャは祈って主に願った。「どうぞ、彼の目を開いて、見えるようにしてください。」主がその若い者の目を開かれたので、彼が見ると、なんと、火の馬と戦車がエリシャを取り巻いて山に満ちていた。

■O:今日のコラム

今日の箇所で預言者エリシャの元にアラムの軍勢が送られるという出来事が起こります。
エリシャと共にいた若者はこのアラムの大軍が町を包囲している現状を見てうろたえます。

しかし、エリシャはこの若者とは違う視点で現状を見ていました。

エリシャはこの若者に対して「恐れるな。私たちとともにいる者は、彼らとともにいる者よりも多いのだから。」と言っています。エリシャはこの地の目に見える現状以上に確かな天の御国の現状を見ていたのです。

私の友人の牧師が、経済的なチャレンジがある中で信仰をもって踏み出す決心をした時に、「天の御国の貯金残高は豊かにあるから大丈夫。」と言っていました。素晴らしい信仰だと思いました。

もちろん御国を見て生きるという事は、無謀な事をする、という意味ではありませんが、信仰を持って踏み出す時に、私達は全てが整えられてから踏み出すのではなく、主に信頼して踏み出し、主が用意して下さっている良きものを受け取るという大胆さが必要となります。

御国には私達の為の命が、癒しが、満たしが、好意が、尽きる事のない無限の供給が豊かに用意されています。どうか共に、この地の中に御国の現状がもたらされる、その様な生き方を求め、味わっていきましょう。

パウロは切に願い、このように祈っています。

「また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。」(エペソ人への手紙1章18-19節)

■A:考えてみよう

「主よ私の心の目を開いて、この地の現状ではなく、主にある現状を見る者とさせて下さい。」と切に求め祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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