■S:今日の聖書の言葉
創世記23章17~20節

★こうして、マムレに面するマクペラにあるエフロンの畑地、すなわちその畑地とその畑地にあるほら穴、それと、畑地の回りの境界線の中にあるどの木も、その町の門に入って来たすべてのヘテ人たちの目の前で、アブラハムの所有となった。こうして後、アブラハムは自分の妻サラを、カナンの地にある、マムレすなわち今日のヘブロンに面するマクペラの畑地のほら穴に葬った。こうして、この畑地と、その中にあるほら穴は、ヘテ人たちから離れてアブラハムの私有の墓地として彼の所有となった。

■O:今日のコラム
一つの王国が築き上げられる為には、王、国民、土地が必要となります。アブラハムはこの三つの全てについて主から約束を受けました。

【王】

「あなたから王たちが出て来よう。」(創世記17:6b)

【国民】  

「わたしは確かにあなたを大いに祝福し、あなたの子孫を、空の星、海辺の砂のように数多く増し加えよう。」(創世記22:17a)

【土地】  

「わたしはあなたの子孫に、この地を与える。エジプトの川から、あの大川、ユーフラテス川まで。」(創世記15:18b)

アブラハムはこのように偉大な約束を受けましたが、彼がこの地上で実際に得たものは、約束の子どもはイサクの一人だけであり、相続した土地はサラの墓地として購入したマクペラの畑地のほら穴だけでした。

アブラハムが購入したマクペラの洞窟の墓地に、後にアブラハム自身も葬られることとなります。この地域は現在のイスラエルにおいては西岸地区と呼ばれ、度々ニュースでも登場するユダヤ人とパレスチナ人の衝突と争いの絶えない問題が多い地域です。

エルサレムやこの西岸地区、イスラエルにおいて争いの多い地域を調べるとそこに必ず主と聖徒たちの契約があることが分かります。悪魔はその主と聖徒たちの契約を無きものにしようと働きかけているのです。

私たちがイスラエルの為にとりなし祈る時、具体的に主と主の民の契約の地に、主にある完全なシャロームと回復がもたらされることを祈っていく必要があります。

しかし、実際に完全な形で回復するのは大患難時代を経て、主イエスが統治される時となります。アブラハムもこの地上においては部分的な約束の成就しか見ることが出来ませんでした。しかし、彼が見続け、待ち望んでいたのは来るべき世界における約束の完成だったのです。

「彼は、堅い基礎の上に建てられた都を待ち望んでいたからです。その都を設計し建設されたのは神です。」(ヘブル11:10)

「これらの人々はみな、信仰の人々として死にました。約束のものを手に入れることはありませんでしたが、はるかにそれを見て喜び迎え、地上では旅人であり寄留者であることを告白していたのです。」(ヘブル11:13)

アブラハムをはじめ、信仰の父祖たちが天にあこがれを抱いて、この地上ではまるで寄留者のように歩んだように、私たちもこの世のものにしがみつき、この世に心を置いて生きるのではなく、日々天を見上げ、天の御国にあこがれを抱き、上にあるものを切に求めて生きていきましょう。

「私たちは、この地上に永遠の都を持っているのではなく、むしろ後に来ようとしている都を求めているのです。」(ヘブル13:14)

■A:考えてみよう
上にあるものを求めて生きる為に、今日私たちの内を御言葉で満たし、また聖霊様の臨在で満たされましょう。
御言葉の朗読と祈りの生活を日々続けていきましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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