■S:今日の聖書の言葉
エゼキエル書13章10~12節
★実に、彼らは、平安がないのに「平安。」と言って、わたしの民を惑わし、壁を建てると、すぐ、それをしっくいで上塗りしてしまう。しっくいで上塗りする者どもに言え。「それは、すぐはげ落ちる。」大雨が降り注ぎ、わたしが雹を降らせ、激しい風を吹きつける。すると、壁が倒れ落ちる。人々はあなたがたに向かって、「上塗りしたしっくいはどこにあるのか。」と言わないだろうか。
■O:今日のコラム
私の実家は、もう20年以上前に建てた家なのですが、建った当時は外見も内装も本当に綺麗で、申し分ない出来栄えに家族みんなが喜んだのを覚えています。
しかし、それから約3年後、天井に大きなシミが出始めました。どこからか雨漏りしていたのです。建てた業者を呼んで調べてもらうと原因が分からず、様子を見てくれと言われました。雨漏りする度に業者を呼んでは原因が分からず、それを繰り返すこと15年、らちがあかないので他の業者に来てもらったところ、手抜き工事だったことが判明しました。
建てた業者に対しこの事を伝えたところ、それまでにかかった費用は返してもらい、違う業者に新たに工事をしてもらって、ようやく雨漏りが直った、ということがありました。
この箇所は、壁を上塗りをしてしまえば内側の状態は見えなくなくなる建築業者の手抜き工事のようなものです。しかし、突然の大雨、強風が吹けば、雨漏りし、真相が見えて来るんです。
平和だ平和だと人々を喜ばせる偽りの預言者は、争いの渦に巻き込まれると真相が露わにされるのです。
■A:考えてみよう
私たちは、自分たちの不安を癒すために、気休めに「平安」を語る偽預言者の言葉に頼ります。しかし、それは、欠陥だらけの壁をしっくいで上塗りしてしまうようなもので、わざわいの日には何の役にも立ちません。
このような時代であるからこそ、私たちは神のみことばをしっかりと握りしめ、主だけを見つめていきましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 てる 】
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