■S:今日の聖書の言葉
黙示録13章9~10節
★耳のある者は聞きなさい。とりこになるべき者は、とりこにされて行く。剣で殺す者は、自分も剣で殺されなければならない。ここに聖徒の忍耐と信仰がある。
■O:今日のコラム
終わりの時にはあらゆるものの統一が起こります。統一された政治と政府と軍隊、統一された経済と貨幣と流通、統一の言語と価値観、そして統一宗教、これらの上に君臨する政治的なリーダーが反キリストであり、宗教的なリーダーが偽預言者です。
黙示録13章にはこの二人の偽りの指導者たちが一時的に世界を支配することが預言されています。
1節には海から上って来る獣について記されていますが、黙示録に記されている海やこの地の大水とは、国々の民族、群衆、国民、国語を表す言葉です(黙示録17章15節参照)。つまりこの1節の獣は政治的な領域で支配する反キリストを指しています。
また11節にはもう一匹の獣が地から上って来ます。この獣は小羊のような二本の角を持っていますが、話す言葉は竜のように語ります。
うわべは小羊である主イエスのように素晴らしく、聖く、敬虔そうに装いながら、内側は貪欲と汚れと偽りに満ち、人々を惑わすヘビの性質を持った宗教的な指導者、偽預言者なのです。
この偽預言者があの最初の獣、つまり反キリストの像を拝むように推奨し、世界中がその偽りに惑わされ、反キリストの像を拝まない者はみな殺されていきます。そしてついに、全ての生活が世界政府によって管理され右手か額に獣の刻印を受けなければ、買うことも、売ることも出来ない、超管理社会となってしまうのです。
現在マイクロチップの開発やAIの技術の進歩、またインターネットの普及により、既にその超管理社会の兆しが見え始めています。しかし私たちが本当に興味を持ち、探るべきことは、反キリストが誰で、666の数字が何かということではなく、9節に記されている「耳のある者は聞きなさい。」という言葉を覚え、主の御声に耳を傾け、主の御言葉を日々心に刻むことです。
多くの人々は、自分が獣の像の前に立った時、果たしてそれを拝まない信仰を持つことが出来るだろうか。と心配します。しかし、真実な信仰は一夜にして得られるものではありません。日々の歩みが重要となります。
ダニエルと三人の友は、日々の歩みの中で主を礼拝し、主の御言葉に従い、主を愛し、主を恐れかしこみ、主を敬い、主だけにひざをかがめる生き方をしていました。その中で、王や国家の政策により偶像を拝むことを強要されても、彼らはその偶像にひざをかがめず、たとえ命を失うとしても主だけを礼拝することを選んだのでした。それは、彼らの日々の歩みの中で構築されていった信仰だったのです。
日々、私たちは罪に屈し、肉の弱さに屈し、この世の流れと心配に屈して生きることから、主イエスの恵みに依り頼み、聖霊の力を受け、十字架の血潮によってきよめられ、それらの生き方に打ち勝ち、主だけにひざをかがめ、主の御言葉に従って生きることが出来ます。
その日々の歩みの中で獣の像には決してひざをかがめない、炎を通過することの出来る真実な信仰が築かれていきます。今日という日が主に従うために最も大切な日なのです。
■A:考えてみよう
今日一日の歩みの中において、主に従い、主の道を歩むことが出来るように、御言葉を朗読して主の言葉に耳を傾けましょう。
また、主に従い生きることが出来るように、心を砕いて切実に主を求めて祈りましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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