新宿シャローム教会 Shinjuku Shalom Church

■S:今日の聖書の言葉
★マタイ5章8節

心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るから。

■O:今日のコラム
今日の聖句は、
「きよさ」と「神を見ること」
の関係について語っていますが、聖書には他にも、同様な教えがあります。

ヘブル12:14
「すべての人との平和を追い求め、また、聖められることを追い求めなさい。聖くなければ、だれも主を見ることができません。」

1ヨハネ3:2-3
「…キリストが現れたなら、私たちはキリストに似た者となることがわかっています。なぜならそのとき、私たちはキリストのありのままの姿を見るからです。
キリストに対するこの望みをいだく者はみな、キリストが清くあられるように、自分を清くします。」

神様を見る、主を見る、キリストを見るためには、聖くなければならないという教えです。
逆に言うと、きよくされるなら、神様を見ることができるという約束です。
神様は私たちに御自身を見てほしいと招いておられるのです。

主が来られるその日に、主とお会い出来るように、また、今、この地上にいる時にも、主を知り、主の御臨在を味わい、御顔を仰ぎ見ることができるために、きよい心を持てるように祈り、また清められることを追い求めていきましょう。

＜二つのきよさ＞
実は、「心のきよい者」という時の「きよい」という単語と、「聖くなければ主を見ることができない」「キリストが清くあられるように、自分を清くします」という時の「きよい」という単語は、違う言葉です。

最初の「きよい」は、「ツァラアトに冒されたものをきよめ」という箇所などに使われていますが、罪によって汚れてしまった心が、神様に立ち返る悔い改めと、イエス様の十字架の血潮を信じる信仰によって、清められる、洗われる、傷や、恥や、罪責感のない、きれいな、純粋なものにされる、という意味です。

個人的な証になりますが、私は初めてイエス様を信じた時に、礼拝の中で啓示が与えられ、自分の身体全身に「罪」「罪」「罪」…という文字が、判子で押されたように刻印されていることが見えました。しかし、次の瞬間、シャワーで皮膚の上の泥を洗い流すかのように、罪というそれらの印が、一瞬のうちに、まったく洗いきよめられたことが分かりましま。すっかりきれいになり、赦されたことを悟ったのです。
その時、イエスキリストは生きている神様であり、この方の十字架の福音は本物だと確信しました。

このように、キリストの十字架の血潮には、悔い改めた罪を、完全に赦し、まったく清いものとする、素晴らしい力があります。

一方、ヘブル書とヨハネの手紙で使われている「聖められることを追い求めなさい」「自分を清くします」の「きよい」「きよくする」は、聖別する、神様のものとして取り分ける、という意味をもつ清さです。

1.血潮によるきよめ
と
2.主のものとして聖別される、取り分けられるきよめ

主を見たい人、知りたい人は、この二つのきよさを、求めていきましょう。

<妨げとなるもの>
きよくなるために、大きな妨げとなるものがあります。

霊的「盲目」です。
自分は、見えていて、もうきよい、と思い込んでいると、本当は、盲目で、恥を表しているのに気づかないという状態になっています。

なので、自分の目の梁を取ってください、と祈る祈りはとても助けになります。

もし、「あの人は〜だな」、と、人の信仰の状態ばかりが気になっていたら、要注意。
高慢がこの霊的盲目の大きな原因だからです。

さらに、高慢と並んで私たちを盲目にするものは「憎しみ」「赦さない心」「さばく心」です。

1ヨハネ2:11
「兄弟を憎む者は、やみの中におり、やみの中を歩んでいるのであって、自分がどこへ行くのか知らないのです。やみが彼の目を見えなくしたからです。」

なので、小さなことでも、まだ兄弟に対して、恨みや苦味があるなら、主に祈って、心から兄弟を赦せるよう、愛せるよう、助けを求めていきましょう。

赦したつもりでも、何度もその人のした悪を思い出してしまうなら、まだ傷や痛みが残っているのかもしれません。
あきらめずに、思い出すたびに、その人のした悪を赦し、その悪から受けた痛みや悲しみ傷を、主が完全に癒してくださることを信頼して祈っていきましょう。

箴言4:23
「力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。
いのちの泉はこれからわく。」

■A：考えてみよう
今日、神様の御顔を仰ぎ見るため、聖霊様の御臨在を味わい知るために、
また、
もうすぐ帰って来られる主の前に、しみもしわも傷もないものとして立つことができるように、
悔い改めて、神様のもとに立ち返り、罪を清める力を持つ、イエス様の十字架の血潮を信じ受け取りましょう。
主が私たちのために、御自身を聖め別ってくださったように、私たちも主のために、自分自身を主のものとして聖別しましょう。

また、霊的盲目に陥らないように、目を覚まして心を見張り、高慢や憎しみの罪からきよめられるように、祈っていきましょう！

■P：祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン

【 ともこ 】