新宿シャローム教会 Shinjuku Shalom Church

■S:今日の聖書の言葉
詩篇84章1-2節　（ヨハネの福音書20章)

★万軍の主。あなたのお住まいは
なんと、慕わしいことでしょう。
私のたましいは、主の大庭を恋い慕って
絶え入るばかりです。
私の心も、身も、生ける神に喜びの歌を歌います。

■O:今日のコラム
主のお住まいは本当に麗しい場所、慕わしい場所です。

主のお住まいとは、教会です。
しかし、教会堂ではありません。
また、残念ながら、クリスチャンが集まっているからといって、主が豊かに住んでくださっているともかぎりません。

立派な教会堂や聖堂に入っても、何も神様との出会いを経験できない時もあります。

ただの◯◯センター、◯◯会館のような、会議室のようなところでも、主を愛する人々が集まり主を心から礼拝し、互いに愛し合い、素晴らしい主の御臨在、命が輝いている場所もあります。

私の魂は、そのようなところに、主のお住まいに、いつまでもいつまでも留まりたいと願い、その場所を慕い求めます。
そのような主のお住まいはどこにあるのでしょう？私たちの礼拝が、そのような慕わしい場所となるには、どうすればよいのでしょう？

「オーディエンス・オブ・ワン」

Audience of One
という英語を聞いたことがありますか？
先週韓国から来られた先生が、メッセージを通して、大事なことをいろいろ教えてくださいました。
そのセミナーの教えを聞きながら、この言葉を思い出していました。
オーディエンス・オブ・ワンとは、ただ一人の観客、という意味で、つまり、ただ一人のお方のために歌う、演奏する、ということです。

先生の説明はこうです。
教会の礼拝を演劇やコンサートのようなステージでのパフォーマンスにたとえてみると、本当は、ステージの上に上がるのは、牧師やワーシップリーダーだけではなく、会衆も含めた聖徒全員。
観客席に座るのは、ただお一人。神様だけ。
これが、本来あるべき礼拝の姿だと。

ところが、実際には、多くの教会で、牧師やワーシップリーダー、楽器奏者がステージに上がり、観客席にいるのは信徒たちである場合がある、と。
前に立つ人は、一生懸命、信徒たちを満足させようと頑張り、信徒たちは、観客席から、それを楽しみ、時には審査し、「今日のメッセージはちょっと準備不足だな」とか、「今日のワーシップリーダーは油注ぎが足りないな」と判断する、というのです。

賛美は主のもの！
礼拝は主のもの！

自分のため、誰か人のために礼拝捧げるのでなく、ただお一人、賛美を受けるにふさわしいあの方のために、賛美をささげましょう！

「自分が真の礼拝者となる」

礼拝する時、リーダーにも、会衆にも、誘惑が来ます。
会衆には、「ああ、今日の賛美奉仕者は油注ぎが足りないから、賛美できないなぁ。」という傍観者の態度の誘惑。あるいは、「洗濯が….」「お昼ご飯は…」「あの人のあの問題は…」といろんなことに気が散ってしまう誘惑。
リーダーは、「なぜ、あなたたちは、真の礼拝者にならないのか！なぜ、この賛美受けるべき方に向かって、もっと全身全霊をもって、心から、力の限り賛美しないのか！」と会衆を裁いてしまう、叱ってしまう、あるいはがっかりしてしまう、会衆を気にしてしまう誘惑。

まわりの人が、ワーシップリーダーが、奏楽者がどうであったとしても、まず、自分自身が礼拝者となりましょう！神様はそのような礼拝者をさがしておられるのです。

そのような、純粋な礼拝を捧げる者が集まる時、そこに、主が住んでくださいます。
そこを、シオンと呼んで、愛してくださり、ご自身の麗しい御臨在を現してくださいます。

私たちに快適な礼拝ではなく、主が安息出来る礼拝。
主が、「ああ、私は私の子どもたちのこの礼拝が好きだ。彼らの声は私を慰める。彼らの心を私は抱きしめたい。」
そのように言ってくださる礼拝を求めていきましょう。

主の住まいは、祈りの家。主の住まいは、主の臨在が満ちる場所。ダビデの幕屋。ダビデが作ったからダビデの幕屋なのではなく、礼拝者ダビデがそこで礼拝をささげるので、ダビデの幕屋なのです。

だれもまわりにいなくても、羊しかいなくても、野原で、ただ一人のお方、神様に向かって、立琴をひいて、賛美を捧げていたダビデ。そのダビデを、主はイスラエル全国の中から見つけ出し、ご自分の御心を行わせるために、選んでくださいました。

今も、ダビデをさがしておられる方の心を慰めるために、今日も、この方だけに、礼拝を捧げていきましょう。

■A：考えてみよう
今日の一日の歩みの中で、また、礼拝のチャンスがあるごとに、唯一礼拝を受けるベキ方に、最高の賛美を礼拝を捧げていきましょう。
もし、まわりの人が最高の賛美を捧げていなかったとしても、まず自分がそうしたいと願い、全力で主を愛していきましょう。

■P：祈り
助け主なる聖霊様。父なる神様、イエス様が受けるにふさわしい賛美を、神様が求めておられる礼拝を、捧げることができるように助けてください。私たちの賛美と祈り、礼拝が、今日も、神様の心を満たし、喜ばせ、慰めることができますように。
イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン

【 とも子 】