■S:今日の聖書の言葉
申命記3章28節(ローマ人への手紙3章)
★ ヨシュアに命じ、 彼を力づけ、 彼を励ませ。 彼はこの民の先に立って渡って行き、 あなたの見るあの地を彼らに受け継がせるであろう。 」
■O:今日のコラム
皆さんは、運動会で一番好きな種目は何ですか?
玉入れですか? 騎馬戦ですか? フォークダンスですか?
いや、やっぱり、一番盛り上がるのは最後の選抜リレーではないかと思います。
リレーの一番の見所はバトンを渡す瞬間です。一人ひとりの能力が優れていても、バトンをうまく渡せなければスピードが失速し、相手のチームに抜かれてしまうかもしれません。
今日の聖書の箇所は、モーセから次世代のヨシュアに世代交代がなされるところです。
あんなに苦労して40年もの間、約束の地に入ることを夢見て民を導いてきたモーセは、その約束の地を目前にして、主に「あなたは約束の地に行くことはできない。」と言われてしまうのです。なんと理不尽なことでしょう!
民の不満や兄アロンの金の子牛事件や様々な苦難を乗り越え、やっと目の前に見えてきた約束の地。神様はモーセにそこを見せるだけで入ることを許されませんでした。
荒野を旅したものの中で、誰よりも約束の地に入りたいと願っていた者はモーセだったでしょう。それなのに約束の地に入れない。
そこでモーセは自分の力で約束の地に入ろうとしたでしょうか。いいえ。そうはしませんでした。
彼はベテ・ペオルの谷にとどまっていました。そして、代わりに次世代のヨシュアを力づけ、励ましました。モーセは最後まで神様の命令に従いました。このヨシュアが民を率いて、ヨルダン川を渡り、約束の地に入っていったのです。
ここから私たちも学ばなければいけません。今、自分がしているミニストリー、また任されていることを、あなたは次世代に引き継ぐ準備ができているでしょうか。彼らはいとも簡単にあなたを追い越して、更に高い次元へ言ってしまうかもしれません。
しかし、それこそが喜びではありませんか。私は、自分が踏み台となって、次世代に自分の届かない所に届いて欲しいと願っています。
そのためには、自分が力尽きてから次世代にバトンを渡すのでは遅いのです。自分が全力で走っているその時こそバトンを次世代に渡すのです。
そして、後はあなたが今まで培って来た経験を活かして、次世代に任せ、彼らを励まし、力づけるのです。
彼らは勢いがあります。力があります。情熱があります。
しかし、それゆえにすぐに力尽きそうになったり、間違った方向に行ってしまうという可能性もあります。彼らはあなたの励ましが必要なのです。
バトンを渡すには、自分がへりくだらないとできません。自分が推し進めていった方が楽だからです。あなたが今の働きを握り続けているなら、その働きはあなたで終わってしまいます。
しかし、次の世代と同じ方向を見て、主の御顔を見上げながら走っていく中でバトンを渡すなら、その勢いは止まること無く、ますます力強い働きとなるでしょう。
あなたは御国の拡大の為にそのバトンを握り続けますか?
それとも、次世代に渡すことを願いますか?
■A:考えてみよう
あなたがモーセのような立場の場合:あなたにとってのヨシュアは誰だろうか? あなたはその人に喜んでバトンを渡す準備ができているだろうか?
あなたがヨシュアのような立場の場合:あなたにとってのモーセは誰だろうか? その人を尊敬し、敬い、へりくだって聞く耳を持とう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。
【 しゅん 】
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