■S:今日の聖書の言葉
サムエル記第一21章12節
★ダビデはこのことばを気にして、ガテの王アキシュを非常に恐れた。
■O:今日のコラム
「このことばを気にして」とは、詳訳聖書や英語の聖書の訳を見ると「これらのことばを心に留める、重く受け止める、真剣に考える」という意味で書かれています。
私たちもダビデのように、時には、神のことばではなく、人の言葉や敵の偽りを心に留めて、それを心に受け入れ、御言葉よりも大きく考えてしまうことがあるかもしれません。そのことによって、恐れ、不安、怒り、落ち込み、悲しみ、落胆…などが私たちの心を支配してしまうことがあります。
ダビデはアキシュのことばを心に留めて、神の約束よりも心に留めて考えてしまい、非常に恐れてしまいました。神様ではなく、人の言葉を非常に恐れてしまうという、間違った恐れをもったダビデはどうしたのでしょうか?
ダビデが恐れていたガテのアキシュのもとに捕らえられた時に、ダビデが書いた詩篇が詩篇56編です。詩篇56編を見ると、ダビデは主の御前に出て悔い改めて祈り、宣言し選択したことは、恐れずに神に信頼すること、みことばをほめたたえることでした。
「恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。神にあって、私はみことばを、ほめたたえます。私は神に信頼し、何も恐れません。肉なる者が、私に何をなしえましょう。」(詩篇56:3~4)
「神にあって、私はみことばをほめたたます。主にあって、私はみことばをほめたたえます。私は、神に信頼しています。それゆえ、恐れません。人が私に何をなしえましょう。神よ。あなたへの誓いは、私の上にあります。私は、感謝のいけにえを、あなたにささげます。」(詩篇56:10~12)
ダビデはその心を主へと方向転換して、神の約束、みことばに信頼し、恐れを克服しました。そして、みことばをほめたたえ、感謝を主にささげました。
私たちも日々の歩みの中で、思い煩いや心配、恐れ、悩み、葛藤…が襲ってきて、間違ったものや思いを神のみことばよりも大きく受け止めて、間違った恐れや感情をもってしまうことがあるかもしれません。みことばを思い巡らすのではなく人の言葉や心配事を常に思ってしまったり、神のことばではない偽りを心に受け入れてしまうことがあるかもしれません。
その時に、ダビデのように、すぐに主の御前に出て悔い改め、神に信頼すること、みことばを第一にすること、神以外のものを恐れないことを選択し、宣言していきましょう。
恐れのあるときに、間違った思いや感情があるときに、苦しみがあるときに、私たちはみことばを信じ、主に感謝をささげることを選びとり続けていきましょう。私たちが、絶えず神に信頼して、みことばの確実さを信じて、感謝をささげる者とますますなっていくことができますように!
いつも神に全き信頼を置き、絶えず主のみことばをほめたたえる者となりたいと強く願いますが、そのためには私たちは自分のたましいに宣言すること、そして感謝を捧げることが必要です。私たちは日々の歩みの中で、どれくらい自分のたましいに宣言しているでしょうか?自分のたましいに宣言するよりも、自分のたましい(思いや感情)の声を聞く方が多くなってはないでしょうか?
ヤコブ1章21節にあるように、間違った思いや言葉を心に受け入れるのではなく、それらを捨て去って、みことばを絶えず心に植えつけて、心に植えつけられたみことばをすなおに受け入れ続けていきたいと願います。
また、感謝をささげることは、予防接種や解毒剤のようなものです。感謝の思いがあるときには、恐れ、不安、怒り、落ち込み、悲しみ、落胆…などの感情は私たちを支配することはできません。それらの思いと感謝は一緒に持つことができないからです。日々悔い改めをもって、神に信頼すること、みことばをほめたたえることを自分のたましいに宣言し、感謝をささげることを選択し続けていきましょう。
今日のみこどばの箇所でダビデがガテの王アキシュのことを非常に恐れる前に、ダビデはダビデが神に信頼し、恐れずに立ち向かい、打ち殺したゴリヤテの剣を手に入れています(第1サムエル21:9)。ダビデがゴリヤテを恐れずに、神に信頼し、主が必ず救い出してくださる信仰をもって、主にあって勝利を得た時のことを、まるで主がダビデに思い出させ、あの時と同じ主が共にいること、神に信頼し恐れないことをダビデに思い出させているかのようです。
主の道を歩みたいと願う者には、問題が一切なくなっていく訳ではなく、むしろ十字架の苦しみを必ず経験し続け、恐れや悩みや葛藤、問題にも引き続き直面します。しかし、そのような中でも、主に信頼することを学び、神の力と主のみことばの確実さを経験し、主の勝利と主の素晴らしさを味わい知っていくのです。
今日も主が私たちに、「恐るな。心配するな。落ち込むな。わたしがともにいる。ここまであなたを養い導いたわたしがこれからもあなたを養い導く。わたしに信頼しなさい。」と語ってくださっています。
今日も今週も主の御声を聞き、神に信頼し、主にあってみことばをほめたたえ続けていきましょう。
■A:考えてみよう
詩篇56篇を朗読し、宣言し、祈りましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ありさ 】
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1月13日の 中継 第二礼拝は無いの?
お問い合わせいただき、感謝します。
ご不便をかけ、申し訳ございませんでした。
ホームページにも記載させていいただきましたが、2019年1月13日の第二礼拝は、メッセンジャーのご意向により、配信することができませんでした。
何卒ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。