新宿シャローム教会 Shinjuku Shalom Church

■S:今日の聖書の言葉
ヨハネの黙示録3章15節

★わたしは、あなたの行いを知っている。あなたは、冷たくもなく、熱くもない。わたしはむしろ、あなたが冷たいか、熱いかであってほしい。このように、あなたはなまぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしの口からあなたを吐き出そう。

■O:今日のコラム
神様の関心ごとは、私たちがこの地上の人生において、どのように御言葉を守り行ったかどうかについてです。なぜなら、神を愛するとは神様の口から語られた御言葉を守り行うことだからです。

黙示録に登場する7つの教会の姿を通して、それぞれの教会がどのように神様の御言葉に忠実だったかを知る事が出来ます。今日登場するラオデキヤの教会について見ていきたいと思います。

イエス様はラオデキヤの教会に対してこのように言われました。「あなたは、冷たくもなく、熱くもない。わたしはむしろ、あなたが冷たいか、熱いかであってほしい。」 このようななまぬるい状態とは具体的にどのような状態でしょうか？山上の垂訓の中でイエス様はこのように言われています。

「だから、あなたがたは、『はい』は『はい』、『いいえ』は『いいえ』とだけ言いなさい。それ以上のことは悪いことです。」(マタイ5:37)

シンプルに御言葉が言うことに『はい』は『はい』、『いいえ』は『いいえ』と従うことが、イエス様が求められる「熱いか、冷たいか」の状態であると言えます。御言葉が言う事に反対して真理から反れていくならば、なまぬるい行いの状態に陥っていると言えます。また、パウロは次の御言葉の中でこのように警告しています。

「というのは、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。」(第二テモテ4:3～4)

このように、終わりの時代は、神様中心よりも人間を中心とする教えが蔓延する時代です。私たちクリスチャンはこのようななまぬるい状態に陥ることなく、神様の真理の御言葉の中を真っ直ぐに歩む必要があります。

なぜなら、神様は天地万物全てを創造されたお方であり、このお方こそが唯一、畏れられるべきお方だからです。このお方の御口から発せられた御言葉に被造物である人間が従う時に本当の祝福がやって来るからです。

時に、従うことが難しい御言葉に直面します。イエス様が語られた山上の垂訓の戒めも、自分の力では実行する事が難しい御言葉ばかりです。そのような御言葉に直面した時に、その御言葉を避けてしまってはならないのです。もし、その御言葉を避けて、自分にとって耳聞こえの良い御言葉ばかりに心奪われるならば、ラオデキヤの教会が陥った罠に陥ることになります。

ですから、私たちはそのような難しさに直面した時に、祈るべきです。正直に神様の前に告白して、自分の力で御言葉を実行する事が出来ない事を告白し、聖霊様にお委ねするのです。憐れみ豊かな神様は私たちに御言葉を実行する力を聖霊様によって与えて下さいます。

また、19節にあるように、「熱心な悔い改め」も大切な事です。私たちの心の内側に神様の御言葉に反抗する性質があることを正直に認め、イエス様の血潮によって悔い改めることが大切です。聖霊様は必ず、私たちに御言葉に対する従順な心を与えて下さいます。

終わりの時代、なまぬるさと戦い、熱心に神を愛する者には偉大な報いがあることを是非知って欲しいと思います。21節にはこのように書かれてあります。

「勝利を得る者を、わたしとともにわたしの座に着かせよう。それは、わたしが勝利を得て、わたしの父とともに父の御座に着いたのと同じである。」(黙示録3:21)

終わりの時代、神を愛するのが最も困難とも言える時代において、最後まで信仰のレースを走り抜く為には、この御言葉に約束されている偉大な報いを知る必要があります。最後まで神を愛し、御言葉に忠実に生きる者には、神様と同じ御座に着く権利が与えられるのです。何と畏れ多いことでしょう。被造物にしか過ぎない人間をこれ程まで愛して、御自身と同じ座にまで着かせてくださるという、神様の計り知れない恵みです。

ですから、私たちはこの地上の過ぎ去っていく、一時的な報いに目を留めるのではなく、天の御座に着いておられるイエス様を見上げ、この地上の人生を歩んで行きたいと思います。

今日も一日、皆様の上に豊かな神様の恵みがありますよう、お祈りしています。

■A：考えてみよう
今一度、私たちの心の中を点検してみましょう。神様に対してなまぬるい領域はあるでしょうか？もし、示されたならば悔い改め、神様の方に方向転換して行きましょう。

神を愛する者に用意されている偉大な報いについて今一度黙想してみましょう。

■P：祈り
天のお父様、御名を賛美します。終わりの時代、神様の御言葉を愛し、従って行くことができますように、聖霊様、力をお与えください。あらゆる、惑わしからお守りください。
偉大な報いを用意しておられる主を賛美します。全ての栄光をイエス様あなたにお捧げいたします。

愛するイエスキリストの御名によってお祈りします。アーメン。

【 あきひろ 】