■S:今日の聖書の言葉
ダニエル書1章8節

★ダニエルは、王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒で身を汚すまいと心に定め、身を汚さないようにさせてくれ、と宦官の長に願った。

■O:今日のコラム
終わりの時代に私たちにやってくるチャレンジの大きなものは、自分のために生きるか?神のために生きるか?であると思います。初代教会の使徒たちも教会に対してこう警告していました。

「愛する人々よ。私たちの主イエス・キリストの使徒たちが、前もって語ったことばを思い起こしてください。彼らはあなたがたにこう言いました。『終わりの時には、自分の不敬虔な欲望のままにふるまう、あざける者どもが現れる。』」(ユダ1:17-18)

ダニエルやシャデラクたちは、終わりの時代のクリスチャンがどう生きるかを教えている信仰者たちです。彼らはネブカデネザルの金の像を拝まず、ただ主を拝み続けました。それは黙示録に出てくる獣の像を拝まない信仰者の姿です。黙示録においては獣の像を拝まなければ買い物ができませんでした。ダニエル書では金の像を拝まなければ生きていけませんでした。

私たちも「自分のために生きるならもっと楽ができるのに」と思うような場面に出くわすでしょう。しかし主のために生きることの小さな積み重ね、主を愛することを選ぶ小さな積み重ねが、重大な決断の場面でも主を選び、愛し続けることにつながっていくと信じます。普段できていないことが大事な場面で急にできることはあまりないでしょう。
 
ここにその決断の場面に向かうまでのダニエルたちのプロセスが描かれています。彼らは主の前にきよく生きるために食べ物に気を付けたのです。何を食べて過ごすか?は私たちがきよくあることと密接な関係があります。それは霊的には何を聞いているか?何を見ているか?何を楽しんでいるか?なのです。

TVドラマを楽しみにして見ている人は、会話の中にもドラマの話が出てくるでしょう。鼻歌で出てくる歌は、いつも聞いている音楽ではないでしょうか?私たちは、入れたものが出てくるようになっています。入っていないものは出てきません。何を入れているか?が私たちから何が出てくるのか、つまりどう生きるかを決めるのです。

御言葉を聞き、また見つめ、思いめぐらす習慣をつけましょう。これは霊的な食物です。良い食べ物は健康にとって大切なのです。悪い食べ物は健康を害します。

「口が食物の味を知るように、耳はことばを聞き分けないだろうか。」(ヨブ12:11)

「陰口をたたく者のことばはおいしい食べ物のようだ。腹の奥に下っていく。」(箴言18:8)

また、王の食べるごちそう、王のぶどう酒は、世の楽しみ、快楽ということもできると思います。この「ごちそう」という語はダニエル書だけで使われる語でへブル語で「パグサグ」という語ですが、他のごちそうという語とは区別してあります。その意味は、王のごちそうなのです。世の王、世の支配者が「美味しい」といって食べる物です。それは贅沢を楽しむここと関係があります。

私たちは、世において多くのものを楽しむことが出来ることを感謝します。それらは良いものです。しかし、それらに心が支配され、中毒になり、なければ不幸だと考えるなら悪いものになってしまいます。あれば主に感謝、なくても主がおられることに感謝です。

主のために生きるのであれば、むしろ主の喜びのために何を食べるか?ではないでしょうか?

■A:考えてみよう
御言葉を朗読し、自分自身に聞かせ、語られた御言葉のともしびを昼に夜に口ずさみ、思いめぐらし、その成就を期待し、感謝を捧げましょう!
また、悪い言葉、想像、感情を握ることを拒みましょう。

■P:祈り
以下の祈りを捧げましょう。

「幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。
まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。
その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。
悪者は、それとは違い、まさしく、風が吹き飛ばすもみがらのようだ。
それゆえ、悪者は、さばきの中に立ちおおせず、罪人は、正しい者のつどいに立てない。
まことに、主は、正しい者の道を知っておられる。しかし、悪者の道は滅びうせる。」(詩篇1篇) 

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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