■S:今日の聖書の言葉

ローマ人への手紙13章14節(エレミヤ書46章)

★ 主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。

■O:今日のコラム

<思いを変える>

ローマ人への手紙をずっと読んできました。
この手紙の前半には、福音とは何か、ということが、詳しく書かれています。パウロの言葉は難しいかもしれないけど、とっても大切なことです。

なぜなら、クリスチャンの歩みは、「恵みによって信仰によって、キリストの十字架の贖いによって、私たちの罪は聖められ、神様と親しい関係が持てる。神様を知ることができる。」という土台からスタートするからです。

そして、9-11章までは、イスラエルのことが書かれています。

これらの章を見ると、私たち異邦人に神の国に入る特権が与えられたのは、神様の知恵深いご計画によるもので、決して私たちがイスラエルより優れているからではない、ということもわかります。

しかし、そのようにして、神様の愛、恵み、ご計画、素晴らしさ、命を味わった私たちは、次に進み、成長していくべきです。

というわけで、12章では、まず、自分自身を主に捧げる、ということが勧められています。こんなに素晴らしい、恵み、神様の愛、赦し、命、約束が与えられているのだから、自分自身を神様にささげよう、という勧めです。

今日の聖書箇所「主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません」の基本的な意味はこれかなと思います。

こんなに愛されていることがわかった。これからは神様を愛して生きていきたい。
それなら、「思いを変えて」、自分の肉の欲のために生きることをやめて、イエス様のために生きよう。神様の御心を求め、それを行うために生きよう。

<着る>

そして、この勧めから、具体的に、何をしたらよいかということが、12章以降にずっと書かれているというわけです。

今日の御言葉は、この具体的な教えの中に書かれています。
「主イエス・キリストを着なさい。」

「イエス様を着る」とは、どういう意味でしょう?
目に見えないイエス様を、どうやって着ることができるのでしょう?

調べてみると、この、「着なさい」、と言う言葉は、ベンテコステの約束、「聖霊を受け、天からの力を着せられるまで、エルサレムを離れないで待っていなさい」という、あの約束の中で、イエス様が使われたのと同じ言葉だということがわかりました。

ルカによる福音書24章49節
「さあ、わたしは、わたしの父の約束してくださったものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」

「イエス様を着る」ということの一つの意味は、「イエスの御霊をいつも着ていなさい。いつも聖霊に満たされ、いつも聖霊の力に覆われていなさい」ということではないかと思いました。

恵みによって、信仰によって、救われた私たちですが、救われた今は、主を愛して、よい行いをすることが神様の御心です。しかし、それは、人間の力や努力だけではできません。

私たちは、毎日、ペンテコステを経験しなければなりません。

エルサレムで、聖霊が注がれるのを、信仰と賛美、祈りによって待ち望んでいた弟子たちのように、私たちは、毎日、新しく聖霊の油が注がれ、聖霊の火が注がれ、その力が下るのを熱心に待ち望み、求めましょう。

そして、その天からの力を着せられて、神様を喜ばせる聖い心を受け、その聖い心からあふれ出る信仰と愛に満ちた励ましの言葉を語り、よい行いをし、主に命じられた力あるわざを行い、神様に、人々に仕えて行きましょう。

■A:考えてみよう

今朝はもう着替えましたか?
パジャマから着替えて洋服を着るように、古い人を脱ぎ捨てて、新しい人を着ましたか?

■P:祈り

毎日悔い改め、毎日聖められ、日々新たにされていることをありがとうございます。
そのために、イエス様の十字架を通して、変わらない神様の愛を経験できることを感謝します。今日、聖霊を上から着せてください。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ともこ 】

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