■S:今日の聖書の言葉
ペテロの手紙第一5章1〜3、5節(エレミヤ書49章)

★『そこで、私は、あなたがたのうちの長老たちに、同じく長老のひとり、キリストの苦難の証人、また、やがて現れる栄光にあずかる者として、お勧めします。
あなたがたのうちにいる、神の羊の群れを、牧しなさい。強制されてするのではなく、神に従って、自分から進んでそれをなし、卑しい利得を求める心からではなく、心を込めてそれをしなさい。
あなたがたは、その割り当てられている人たちを支配するのではなく、むしろ群れの模範となりなさい。』

★『同じように、若い人たちよ。長老たちに従いなさい。みな互いに謙遜を身に着けなさい。神は高ぶる者に敵対し、へりくだる者に恵みを与えられるからです。』

■O:今日のコラム
1〜3節では長老に対して語られています。現代でいうなら牧師に対して、リーダーに対してと、いうところでしょうか。自分に割り当てられている人たちを積極的に愛し、仕えなさい。利益を求めずそれをしなさい。と語られています。
リーダーはそのカバーリングの中にいる人の模範になるべきですが、どうやって模範になるのでしょうか?イエス様から私たちは学ぶべきですが、イエス様は、弟子たちの足を洗う事によって、仕える者の姿を取り、『私は模範を示しました』と言われたのです。リーダーは、そのカバーリングにいる人たちに対して威張り散らしたり、仕えさせたり、感謝させ、褒めさせたりするのではなく、むしろへりくだって、尊敬をもって、プライドを捨てて、労を払って、犠牲を払って、怒りを手放し、赦しを与え、仕えるべきです。これを、残るところなく愛を示す事であるとヨハネ福音書は言っています。これは、神の愛で愛する事なのです。
そして、5節には、逆にそのカバーリングの中にいる人の姿勢が語られています。彼らに命じられている事は、尊敬をもって、従順する事なのです。このような関係の代表は、夫婦関係です。夫は、キリストが教会を愛するように神の愛で愛するのです。妻は教会がイエス様に対するように、尊敬し、従順するのです。それが神の愛で互いに愛し合う姿勢であり、その中に神の恵みが注がれるのだと5節は語っています。
主は、『わたしがあなた方を愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい』という最高の戒めをお与えになられました。リーダーとそのカバーリングの中にいる人がこのように愛し合う関係は、まさにその戒めを成就するのです。そして当然、そこには大きな恵みが注がれ、祝福が与えられるのです。

■A:考えてみよう
私は、ある人に対しては、覆いとなるべき存在です。家庭にあっては夫であって、家族に対しては、イエス様が愛したように愛する者となりたいです。また、教会にあっては牧者なので、やはり同様です。そして、私の上の権威者である牧者もいます。その方々に対しては敬い、従順して歩みたいです。その中に神の恵みが豊かに注がれ、祝福される事を信じます。

■P:祈り
主が私に対して、全てを捨てて、仕えてくださった事を感謝します。私も持てる物を世にあっては捨てて、天にあっては捧げて、家族に、人々に仕える者であらせてください。目上の人たちを敬い、従順できるように助けてください。

【 まじまこ 】

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