■S:今日の聖書の言葉
黙示録19章6-8節
★また、私は大群衆の声、大水の音、激しい雷鳴のようなものが、こう言うのを聞いた。「ハレルヤ。万物の支配者である、われらの神である主は王となられた。私たちは喜び楽しみ、神をほめたたえよう。小羊の婚姻の時が来て、花嫁はその用意ができたのだから。花嫁は、光り輝く、きよい麻布の衣を着ることを許された。その麻布とは、聖徒たちの正しい行ないである。」
■O:今日のコラム
2016年も残り僅かとなりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?
この時期に黙示録を読み進めることができるのは本当に恵みです。
この書を読むことによって、私達クリスチャンのゴールを明確に知ることが出来るからです。
黙示録19章は壮大な場面です。
クリスチャンが聖書を読むときに一番興奮するところではないでしょうか?
将来私たちが経験する出来事がここに描かれています。
まず、注目したいのが「ハレルヤ」という言葉です。この章で初めて登場します。
黙示録全体の中でも「ハレルヤ」が出てくるのはこの章だけです。
さらに言うならば、新約聖書全体においても、唯一ここの場面で登場するのです。
ハレルヤというヘブライ語の意味は「神を賛美せよ!」という力強い言葉です。
それほど重要な言葉がこの19章で4度宣言されています。
初めの3回は、神の正しい裁きが成され、神の義が表されたことのゆえに「ハレルヤ」が宣言されています。
残りの1回は、われらの神である主が王となられ、花婿なるイエス様と花嫁なる教会の婚姻のときに「ハレルヤ」が宣言されています。
この二つの出来事は神を力強く賛美するのに相応しい出来事なのです。
私達は普段当たり前のように「ハレルヤ」という言葉を用いて神様を礼拝していますが、
この二つの出来事を意識しながら「ハレルヤ」を宣言してみてはいかがでしょうか?
今一度「ハレルヤ」という言葉の力強さを知ることになり、私達の礼拝がさらに深みを増すことになると思います。
次に注目したいことは「小羊の婚姻」です。
私たちクリスチャンの一番のゴールです。
花婿なるイエス様と花嫁なる教会の結婚式が行われるのです。
神様の永遠の昔からの願いは、神と人が一つとなり、永遠に一緒に過ごすことです。
次の御言葉を見てみましょう。
(エペソ5:31-32)
「それゆえ、人はその父と母を離れ、妻と結ばれ、ふたりは一心同体となる。」
この奥義は偉大です。私は、キリストと教会とをさして言っているのです。
パウロは、ここで、キリストと教会が一心同体になることが「奥義」であると言っています。
神様の奥義がここに実現することになるのです。
キリストと教会、二つのものが一つになるときがやって来るのです。
私達人間の頭では到底想像することが出来ません。
最高の喜びに満ち溢れ、今まで味わったことの無いほどの感動の時となるでしょう。
この地上での全ての労苦が報われるときになるのです。
黙示録は、神を信じない者にとっては恐ろしい書物ですが、
神を信じる私たちにとっては何と素晴らしい希望に溢れた書物なのでしょう。
改めてこの時期に黙示録を通読することができるのは本当に恵みです。
続いて8節を見てみましょう。
ここでは、婚姻の時に身につける衣装のことが書かれています。
(黙示録19:8)
「花嫁は、光り輝く、きよい麻布の衣を着ることを許された。その麻布とは、聖徒たちの正しい行ないである。」
なんと、その衣装であるきよい麻布の素材は驚くべきもので出来ています。
「聖徒たちの正しい行い」がその素材です。
この衣装は花嫁の成熟度を表しているようです。
花嫁が成熟し、イエス様の妻として相応しいと認められるまでには、準備が必要であることがわかります。
次の御言葉が参考になります。
(エペソ5:26-27)
キリストがそうされたのは、みことばにより、水の洗いをもって、教会をきよめて聖なるものとするためであり、ご自身で、しみや、しわや、そのようなものの何一つない、聖く傷のないものとなった栄光の教会を、ご自分の前に立たせるためです。
このような状態になるときに、初めて教会はキリストの前に立つことができるのです。
私たちが地上においてした正しい行い。
御言葉に従い実行しようとするばかりに忍耐したこと。イエス様を愛するために流した涙。
そのような、神の御前での正しい行いは、将来私たちが身に纏う衣装となるのです。
それは、光り輝くウェディングドレスのようです。
現在、この地上の教会はこの婚姻の日を迎えるために、準備をしている最中です。
教会に集っている私たちクリスチャン一人一人が花嫁として成熟することを、イエス様は待っておられます。
信仰の戦いは日々やって来ますが、将来私たちに約束されているこのゴールを見るならば、信仰の戦いを大胆に戦うことが出来ると思います。
今日は黙示録19章から色々と見てきました。
イエス様が再び戻って来られる日は近づいています。
新しい2017年も目を覚まし、主に期待して歩んで行きましょう。
■A:考えてみよう
私たちクリスチャンに約束されているゴールは素晴らしいものです。この時期に、今一度再確認してみましょう。
■P:祈り
愛する、イエスキリストのお名前によってお祈りします。
アーメン
【 あきひろ 】
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