■S:今日の聖書の言葉
テモテへの手紙 第一 4章 12〜13節
★年が若いからといって、だれにも軽く見られないようにしなさい。かえって、ことばにも、態度にも、愛にも、信仰にも、純潔にも信者の模範になりなさい。私が行くまで、聖書の朗読と勧めと教えとに専念しなさい。
■O:今日のコラム
テモテの手紙を通して私達の内なる人がキリストの似姿へと成熟して行く為の大切な学びを得る事が出来ます。
パウロは自身が書いた書簡のあらゆる箇所で、この世の目に見える物理的な世界の話しから、霊的な領域の話しへと一気に切り替え、私達の心をこの世の事から神の国の事へと向けさせます。
第一テモテの手紙4章8節においても
「肉体の鍛練もいくらかは有益ですが、今のいのちと未来のいのちが約束されている敬虔は、すべてに有益です。」
と言っており、肉体の鍛錬の話しから、霊的な内なる人の敬虔、聖さにおける鍛錬はもっと有益であり、永遠に残る価値があるものだと教えています。
肉体の鍛錬も1日では良い成果を得る事が出来ません。脂肪が燃焼し、筋肉が強められ、体質が変化する為には継続的な忍耐と努力が必要となります。
2〜3日でトレーニングを止めてしまい。「私の体質は良くならない。」と言っている人がいたらトレーナーは何とアドバイスをするでしょうか?「そんなすぐには結果は出ないよ。あきらめないで続けなさい。」と言うでしょう。
内なる人の体質が変えられ、霊的な敬虔さが身に付くのにも時間がかかります。忍耐が必要です。1日や2日では完成されません。この事に人生をかけて取り組んで行く決心を共にしましょう。
パウロは未完成の若きリーダーのテモテに、内なる人が変えられる為の具体的なトレーニングとして「聖書の朗読」を勧めています。
「聖書の朗読と勧めと教えとに専念しなさい。」
(1テモテ4:13)
初代教会の聖徒達が迫害や試練をも耐え抜く強い信仰を持ち、そして散らされて行った地で新たに弟子を作り、教会を建てあげて行った情熱は、聖霊の力と御言葉の朗読から来たものでした。
聖書を朗読する事は御言葉を食べる作業です。知識として頭に入れた御言葉は忘れて行く事があります。しかし、霊の糧として内に入った御言葉は私達の霊的体質を作り変え、内なる人を強め、建てあげて行くのです。
また聖書を朗読する事は、御言葉によって洗われる作業です。日々の継続的な御言葉の朗読を通して私達の肉の思いは御霊に属する思いへと、自己中心的な考え方からキリストにある愛に基づく考え方へと変えられて行き、キリストの聖さに与る事となります。
時間はかかります。毎日継続して行き、人生かけて取り組む必要があります。しかし、これは永遠に対する、最も偉大な投資となります。共に永遠の為に今を生きようではありませんか。
「また、まことのいのちを得るために、未来に備えて良い基礎を自分自身のために築き上げるように。」
(1テモテ6:19)
■A:考えてみよう
御言葉の朗読した箇所を記すノートを作り、継続的に御言葉の朗読をして行きましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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