■S:今日の聖書の言葉
コロサイ人への手紙4章12節
★あなたがたの仲間のひとり、キリスト・イエスのしもべエパフラスが、あなたがたによろしくと言っています。彼はいつも、あなたがたが完全な人となり、また神のすべてのみこころを十分に確信して立つことができるよう、あなたがたのために祈りに励んでいます。
■O:今日のコラム
パウロが書き記した書簡を読む時、「内なる人の完成」というテーマに注目して読むなら御言葉がよりいっそう立体的に見えて来るようになります。「内なる人の完成」は別の言葉では「完全な人」「復活に達する」「救いの完成」「主とおなじかたち」「キリストが形造られる」「キリストにある成人」等の表現によっても同じ意味合いの啓示が記されています。
パウロは異邦人に遣わされた使徒であり、歴史の中でも最も偉大な福音伝道者、そして優れた御言葉の教師でした。しかし、それは彼に与えられた召しと賜物と役割であり、彼の人生の目的は「内なる人の完成」この一事の為に全てをかけて励んでいたのでした(ピリピ人への手紙3章7〜15節 参考)。
現代に生きる私達クリスチャンは多くの場合、人生の目的を「自分が何をするか?」という事ではかろうとします。例えば「賛美をリードする人になる」「牧師になる」「宣教師になる」「ビジネスの世界で伝道者になる」等・・・。しかし、それは、役割と召しであって目的ではありません。どんな働きをするにしても私達の人生の目的は「内なる人が完成」する事。栄光から栄光へとキリストの似姿へと変えられ続けて行く事。つまり神の子としてのかたちが回復する事にあります。
初代教会の使徒達は、自分達が福音を宣べ伝えた人々が、この「内なる人の完成」へと達する為に産みの苦しみの労苦をし(ガラテヤ4:19)、心を注ぎ祈りました。上記のコロサイ4:12に記されているエパフラスは、コロサイ教会の聖徒達が「完全な人(キリストにある成人)」と成るために祈りに励んでいます。
私達も初代教会の使徒達と同じ情熱を御霊から受けて、自分自身と家族、またそれぞれの教会の聖徒達の内に「キリストの形」が完成される為に、祈りに励み、とりなしによって産みの苦しみをし、御言葉を探り続けようではありませんか。
■A:考えてみよう
:内なる人がキリストの似姿へと変えられる為の幾つかの重要な要素は「悔い改め」、「御言葉の洗い(朗読)」、「主イエスの血潮の宣言」、「ひれ伏す祈り(礼拝)」、「御霊の満たし」です。その事を心に覚え実行しながら、共にそれぞれの生活の中で「内なる人の完成」を目指して進んで行きましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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