■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き7章36~41節
★この人が、彼らを導き出し、エジプトの地で、紅海で、また四十年間荒野で、不思議なわざとしるしを行いました。
このモーセが、イスラエルの人々に、『神はあなたがたのために、私のようなひとりの預言者を、あなたがたの兄弟たちの中からお立てになる』と言ったのです。
また、この人が、シナイ山で彼に語った御使いや私たちの父祖たちとともに、荒野の集会において、生けるみことばを授かり、あなたがたに与えたのです。
ところが、私たちの父祖たちは彼に従うことを好まず、かえって彼を退け、エジプトをなつかしく思って、
『私たちに、先立って行く神々を作ってください。私たちをエジプトの地から導き出したモーセは、どうなったのかわかりませんから』とアロンに言いました。
そのころ彼らは子牛を作り、この偶像に供え物をささげ、彼らの手で作った物を楽しんでいました。
■O:今日のコラム
解放者モーセは、イエス様の型です。モーセは荒野でしるしと不思議を行ったのですが、イエス様もしるしと不思議を行い、民を奴隷状態から解放しました。
モーセは御言葉を受け取ってイスラエル人に与えましたが、イエス様のときには主ご自身が語られました。
しかし、イスラエル人は罪の生活を慕い、偶像を作って主に背いてしまいました。
現代において、私たちは罪の奴隷から解放され、約束の相続を目指して旅をしているイスラエルです。彼らの姿は私たちの姿なのです。
ヨハネは、その手紙の中で「偶像礼拝に警戒しなさい」と語りました。しかし、仏像を拝むような単純な偶像礼拝ならば、そこまで言わないのではないでしょうか?例えばパウロはむさぼりと戦いました。
『律法が、「むさぼってはならない」と言わなかったら、私はむさぼりを知らなかったでしょう。しかし、罪はこの戒めによって機会を捕らえ、私のうちにあらゆるむさぼりを引き起こしました。律法がなければ、罪は死んだものです。』(ローマ7:7b~8)
そしてこのむさぼりがそのまま偶像礼拝なのです。
『ですから、地上のからだの諸部分、すなわち、不品行、汚れ、情欲、悪い欲、そしてむさぼりを殺してしまいなさい。このむさぼりが、そのまま偶像礼拝なのです。』(コロサイ3:5)
また、聞き従わないことは偶像礼拝の罪であると、第一サムエル記の中にあります。この聞き従わない、むさぼる、という偶像礼拝に警戒するべきです。この場合、何が偶像なのかというと自分自身なのです。以下の御言葉を見てください。
『彼らの最後は滅びです。彼らの神は彼らの欲望であり、彼らの栄光は彼ら自身の恥なのです。彼らの思いは地上のことだけです。』(ピリピ3:19)
この欲望という語は、『コイリア』という語が使われています。これは、『腹の奥底』という意味です。この腹の奥底には御霊が住んでおられることがヨハネ福音書7章を見ると分かります。
『わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」
これは、イエスを信じる者が後になってから受ける御霊のことを言われたのである。』(ヨハネ7:38~39a)
ここの『心の奥底』がコイリヤ、腹の奥底です。ここは、神の宮です。ここに御霊がおられ、また同時に自己中心があります。私たちの内に回復した神の宮とは、エデンの園のようなものです。そこには、いのちの木と善悪を知る知識の木があるのです。いのちの木を選ぶことは、主を選ぶことですが、善悪の木を選ぶことは自己中心を選ぶことです。この木は肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢を指します。
『そこで女が見ると、その木は、まことに食べるのに良く、目に慕わしく、賢くするというその木はいかにも好ましかった。それで女はその実を取って食べ、いっしょにいた夫にも与えたので、夫も食べた。』(創世記3:6)
善悪の木を選ぶことは、神に聞き従わない事であり、むさぼりであり、自己中心、つまり自分を神とすることを願う偶像礼拝なのです。
主はいつも主を選ぶ貞潔な花嫁を望んでおられます。この神の宮にあるむさぼりに対する勝利はイエス様の血潮にあります。神の宮でむさぼる両替人のテーブルをひっくり返し、鳩を売る者を追い払う事ができるのはイエス様だけなのです。
この腹の奥底にイエス様の血潮を日々宣言しましょう!
■A:考えてみよう
毎日この宣言を、一緒にしませんか?
『天のお父様。この腹の奥底にある自己中心があなたを悲しませた事を赦してください。この腹の奥底にイエス様の血潮を宣言します!赦され、贖われ、いつでもあなたを愛することを選ぶことができるように、きよめられた事を宣言します!力あるイエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン!』
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まじまこ 】
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