■S:今日の聖書の言葉
1コリント5章6節

★あなたがたの高慢は、よくないことです。あなたがたは、ほんのわずかのパン種が、粉のかたまり全体をふくらませることを知らないのですか。

■O:今日のコラム
プライドは始め小さな種として私達の心の中に撒かれますが、それは後に深刻な結果をもたらす事となります。

ルシファーは創造された御使いの中でも最も美しく、才能に満ち、全きものの典型と呼ばれる程の存在でした。彼は天の賛美チームの長を務め、彼が賛美を導くと天国中が一つ声となって主への麗しき賛美を捧げたのでした。

しかし、次第に「自分の才能や素晴らしさの故にこの賛美がなされている。礼拝を受けるべきは主では無く自分自身だ。」と思う高慢の心が彼の内に起こり始め、天の父の座に自分が着こうと神に反逆し、結局彼は天から追放され、最も美しい御使いは、最も醜いサタンとなりました。

サタンはこのプライドの種を用いてエバをそそのかし、アダムにも善悪の木の実を食べさせました。蛇はエバに「これを食べる時、あなたの目が開け神の様になる。」と言っています。

つまり「自分が心の王座に着き、主に依り頼まなくとも、あなたが素晴らしい判断をする事が出来、自分が主導の人生を生きる事が出来る」と言ったのです。

プライドは罪の元であり、罪とは別の言葉で言うと「自己中心」です。

聖書の中には繰り返し、自分の心にやって来るプライドに対して正しい対処をする様に勧められています。

【高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。】(箴言16:18)

【人の心の高慢は破滅に先立ち、謙遜は栄誉に先立つ。】(箴言18:12)

【しかし、神は、さらに豊かな恵みを与えてくださいます。ですから、こう言われています。「神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。」ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。】(ヤコブ4:6〜7)

【同じように、若い人たちよ。長老たちに従いなさい。みな互いに謙遜を身に着けなさい。神は高ぶる者に敵対し、へりくだる者に恵みを与えられるからです。ですから、あなたがたは、神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神が、ちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださるためです。】(1ペテロ5:5〜6)

プライド(自己中心)に対する最も良い処方箋は神中心に生きる事です。主イエスの十字架を仰ぎ見つめ続け、御霊の導きを求め、天の父の御声に聞き従う。日々、主との親密さの中で御言葉の種を自分自身の魂に蒔き続けましょう。

■A:考えてみよう
【イエスは、また別のたとえを話された。「天の御国は、パン種のようなものです。女が、パン種を取って、三サトンの粉の中に入れると、全体がふくらんで来ます。】(マタイ13:33)

御言葉の種を蒔くなら必ず人生全体にその変化と実を見る事となります。絶えず私達の口を御言葉の告白の為に用いようではありませんか。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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