■S:今日の聖書の言葉
第二列王記11章2, 18節(第二列王記12章)

★しかし、ヨラム王の娘で、アハズヤの姉妹のエホシェバが、殺される王の子たちの中から、アハズヤの子ヨアシュを盗み出し、彼とそのうばとを寝具をしまう小部屋に入れて、彼をアタルヤから隠した。それで、彼は殺されなかった。

一般の人々はみなバアルの宮に行って、それを取りこわし、その祭壇とその像を徹底的に打ち砕き、バアルの祭司マタンを祭壇の前で殺した。祭司エホヤダは、主の宮の管理を定めた。

■O:今日のコラム
ユダの王ヨシャパテの後から2代とも、ユダの王達は主の御心を損ない、イスラエルの王が歩んだように偶像崇拝がユダの国でも行われていました。主はエフーを用いてイスラエルの王に裁きを下したと同時に、その当時のユダの王、アハズヤにも裁きを下しました。

その直後にアハズヤの母、アタルヤがアハズヤ王の子供たちをすべて殺し、自分を王とするのですが、ダビデとの契約に忠実な神様は、ある夫婦を用いて、その契約を守り通しました。その夫婦とは、祭司エホヤダとその妻エホシェバです。

今日の最初の箇所だけだと読み取れないのですが、実はアハズヤの子、ヨアシュとそのうばを殺される危機から守ったエホシェバは、祭司エホヤダの奥さんでした(第二歴代誌22:11参照)。しかし、祭司の妻だけではなく、アハズヤの姉妹でもあったという事で、彼女はヨアシュを盗む事ができたのです。もし、彼女が単に祭司の妻だったらその事はできなかったと私は思います。また、もし、彼女が単にアハズヤの姉妹であり、祭司の妻でなかったら、ヨアシュを救うことができても、主の宮に連れて育てることはしなかったと私は思います。

この神様の絶妙な計画、絶妙な選びに、「さすが、神様!」って思いませんか?

神様が選ばれたこの夫婦、本当に主の御言葉を忠実に守り、主を恐れていたことに違いありません。彼らは、神様がダビデと結んだ契約のことをよく知っていたのでしょう。だからこそ、ヨアシュを当時の王アタルヤから隠し守り、6年間育てました。

そして、時を待って、待って、7年目。祭司エホヤダは、まだ7歳であるヨアシュをユダの王とする為に頑丈な警備を設置して、神様の契約どおりにダビデの子孫をユダの王としました。そして、17節にもあるように、祭司エホヤダは、主と王と民との間で、主の民となるという契約を結びました。

この契約の後に起こったことに私は驚きました。それが、今日の2番目の箇所、18節です。それは、「一般の人々」が、バアルの宮、今で言えば、神社やお寺でしょうか、に行って、それを取り壊し、その祭壇や像を徹底的に打ち壊したということです。

「一般の人々」ですよ。これを行ったのが。王でもなく、祭司や主の宮に仕えている人々や軍隊でもなく、一般の人々が自らバアルの宮にいって、すべて破壊しました。これぞ、国の変革、リバイバルではないでしょうか?

■A:考えてみよう
たった一組の夫婦、主の御心を察し、心一つにして主を恐れ主の契約を守ろうとした夫婦によって、主は国全体に変革をもたらしました。私は、今の時代でもこの原則は同じだと思います。心一つにして主を恐れ、主を愛し、主の契約を守ろうとする共同体によって、主はこの国全体に変革をもたらします。そして、今、その共同体が力強く成り立ってきています。あとは、祭司エホヤダが7年待ったように、神様のタイミングを待つ。一般の人々が、自ら偶像礼拝から離れ、偶像を壊し、ただ唯一の神様をあがめるその時が、この国に来ていると私は信じています。ハレルヤ!!

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 かよ 】

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