■S:今日の聖書の言葉
エレミヤ書48章47節(ローマ人への手紙15章)

★「しかし終わりの日に、わたしはモアブの繁栄を元どおりにする。ー主の御告げー」ここまではモアブへのさばきである。

■O:今日のコラム
エレミヤ書48章は、おもにモアブへのさばきが書かれています。ちなみに、モアブは今のヨルダンのある地域にあたります。1節から46節まで、最初からほぼ最後までモアブの高慢に対して、神様がさばきを下すことが延々と描写されています。

皆さんは、この章を最初から読んで、「モアブに生きる希望はない。滅ぼされることが定められているから絶望しかない。」と感じたでしょうか?神様は、まったくモアブに対して肯定的なことを約束されていません。1節1節読み進めていくと、どんどん息苦しくなってくるというか、神様、厳しいし恐いというイメージを持つのではないでしょうか?

実際、この前の章から続けて、エレミヤ書の多くでは、神様の厳しい裁きがイスラエルを占領した国々に対して書かれています。(ご自分の民、イスラエルに対しても厳しいですが。)

しかし、今日の箇所こそが、私達が信じている神様のすごさと愛です。

最初からずっとモアブに対して裁きばかりを並べたてていた神様のこの最後の一言で、モアブに明るい将来が約束されているのです。

「しかし終わりの日に、わたしはモアブの繁栄を元どおりにする。」

たったこの一言でモアブの将来が希望に満ちているのを、皆さん読み取れますでしょうか?

確かに、神様はモアブを滅ぼされます。しかし、モアブの将来は、そのようには決めつけられていません。神様がモアブを滅ぼすのは、その高慢をなくす為です。モアブは滅ぼされた後、必ず繁栄するように定められています。なぜなら、神様がご自分の口をもって、この預言の最後に一言語られたからです。

私達の人生も時々このように感じることがないでしょうか?ずっと否定的なサイクルにはまっている、悪循環が続いているなど。。。

その時に失望しないでください。神様の一言を探し出して受け取ってください。罪まみれで超高慢な悪循環にいたモアブでさえ、神様の一言で最終的に繁栄するのです。神様は大逆転勝利をされる方です。たったの一言で。

それが、私達の信じている全能であり愛に満ち満ちた神様なんです!!!

■A:考えてみよう
神様からの一言を今日受け取りましょう。必ず神様は私達一人一人に今日必要な励ましのことばを語っています。悔い改めるところは悔い改め、神様の約束を信じて受け取り、神様に期待していきましょう。

そして、ぜひ中東諸国の為にとりなしください。今日の箇所に出てくるモアブ、また前の箇所に出てくるエジプト、エレミヤ書には、その他にもいろんな中東諸国に対しての神様の裁きが書かれています。実際に、今、中東諸国を見ると、本当に、主の裁きが下っているかのように滅びています。中東諸国に希望なんかないって思われるかもしれません。しかし、今日の御言葉にあるように、神様は中東諸国を見放していません。終わりの日に、彼らの繁栄を元どおりにすると約束されているのです。

神様から見て、中東諸国には、希望があります。そして、皆さん。私達は、この終わりの日に生きている者たちです。共にこの神様の約束に立ち、中東諸国の為に期待し、とりなしていきましょう。国々の高慢、特にテロリストの高慢がことごとく打ち砕かれ滅ぼされ、主の本当の回復と繁栄が中東諸国に訪れるように。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 かよ 】

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