■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き15章16〜18節(エレミヤ15章)

★『この後、わたしは帰って来て、倒れたダビデの幕屋を建て直す。
すなわち、廃墟と化した幕屋を建て直し、それを元どおりにする。それは、残った人々、すなわち、わたしの名で呼ばれる異邦人がみな、主を求めるようになるためである。大昔からこれらのことを知らせておられる主が、こう言われる。』

■O:今日のコラム
教会史上初めての教会会議がエルサレムで行なわれた記述が使徒の15章に記されています。聖霊の力と励ましを受けて教会は前進し、爆発的な救いがエルサレムから各地方に広がって行きました。いつの時代でも大リバイバルは教会にとって大きな祝福と同時に混乱をもたらします。この時もユダヤ人クリスチャンより、異邦人クリスチャンの方が多くなり、異邦人も割礼や、食物の規定等、ユダヤ教の教えを守るべきだ。という意見が多くユダヤ人クリスチャン達の間から発せられ会議の中で大きな混乱が起こりました。
 ペテロが異邦人の救いについて発言する中、一同は答えを失って沈黙し、またパウロとバルナバが異邦人の間でどの様な素晴らしい聖霊の働きがなされているかを語る中、その証に聞き入りました。その時エルサレム教会のリーダー、ヤコブが立ち上がりアモス書9章に記されている「ダビデの幕屋の回復」についての御言葉を宣言します。
 ダビデの幕屋と異邦人の救い、そして大リバイバルにはどの様な関係があるのでしょうか?旧約聖書の時代、最もイスラエルが異邦人の諸国に対して主の栄光を解き放った時期はダビデがエルサレムで王として治めた33年間と、そこから続くソロモン王が治める前半の時期でした。この時イスラエルは歴史上最も力強く栄えます。そのイスラエルの黄金期の心臓部分にあったのが「ダビデの幕屋」絶え間ない祈りと礼拝と賛美だったのです。
 その当時、まるで心臓が休む事無く脈を打ち続けるのと同じように、国の中心で昼も夜も絶え間ない礼拝が33年間続けられました。主はこの終わりの時代に、全世界規模で「ダビデの幕屋」絶え間ない祈りと礼拝と賛美を建て直しておられます。
 多くの人々はクリスチャン達が「祈りや礼拝ばかりし始めると福音宣教が前進しない。」と言います。しかし使徒の時代も、どの時代のリバイバルを見ても、祈りの無い福音宣教はありません。私達が力を尽くして祈りと礼拝に献身する時、必ず聖霊の力を受けて福音宣教は前進して行く事となるのです。今この事が全世界でも、そして日本の中でも起こっています。御言葉に約束されている主の偉大な計画がこの時代に実現している事を覚えて、主イエスの御名を高らかに褒め称えます。

■A:考えてみよう
ダビデの幕屋とは、旧約聖書の楽器を使ったり、礼拝形式を行う事ではなく、そのダビデの内にあった心を持ち、私達が日々の生活の中で礼拝者として生きる事です。ダビデの内にあった心を朗読し、主の御前に祈りましょう。
 「私は一つのことを主に願った。私はそれを求めている。私のいのちの日の限り、主の家に住むことを。主の麗しさを仰ぎ見、その宮で、思いにふける、そのために。」(詩篇27:4)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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