■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き13章22節（エレミヤ 13章）
★それから、彼を退けて、ダビデを立てて王とされましたが、このダビデについてあかしして、こう言われました。『わたしはエッサイの子ダビデを見いだした。彼はわたしの心にかなった者で、わたしのこころを余すところなく実行する。』
■O:今日のコラム
主はご自分の心にかなったダビデを見いだし、主の御心をすべて実行する王として立たされました。
今、私たち一人一人も、この地で主の御心を成し遂げていく王として、立たされています。
今日において、神様のみこころがこの地になされていくために、私たちはダビデの心を持ち、王としてそれぞれの街、国に立ち上がり、みこころを実行し、御国をこの地に解き放っていくという重要な役割を任されているのです。
この箇所では、主が王として立てたダビデは、「主のこころを余すところなく実行する」者だと書かれています。
王として召されている私たちも、主のみこころを余すところなく実行していく者とならなければなりません。
私たちが王として、王の王である主のみこころを行っていくには、主の霊が私たちに激しく下り、聖霊さまに力づけられる必要があります。
「 サムエルは油の角を取り、兄弟たちの真ん中で彼に油をそそいだ。主の霊がその日以来、ダビデの上に激しく下った。サムエルは立ち上がってラマへ帰った。」１サム１６：１３
主がダビデを王として見つけ出されたところが、１サムエル１６章に書かれています。預言者サムエルを通して、主がダビデに油を注ぎ、その日以来、ダビデの上に主の霊が激しく下ったのです。
「激しく下る」という単語は、「成功する、成し遂げる」という意味もある単語です。
油注ぎ、そして聖霊様の力は、私たちが神様のみこころを成し遂げていくためのものです。
私たちが主のみこころを成し遂げるには、主の油注ぎ、そして聖霊様の激しい注ぎがどうしても必要なのです。
なぜなら、主のみこころを行うことは、私たちの力ではできないからです。
私たちは王として立つためにダビデが受けたように、そしてそれ以上に、主から油を注いでいただき、聖霊様が激しく私たちに下り、力を受ける必要があります。
私たちが油注がれ、私たちに聖霊様が激しく下るには、今日の箇所の使徒１６：２２にあるように、主の心にかなった者として「主に見いだされ」なくてはいけません。
「見いだされる」という言葉には、「何度もテストをして、何度も試して、見いだした」という意味があります。
主はダビデの心を何度も試された後、「私の心にかなった者、私の霊、力によって私のこころを行う王」としてダビデを見いだされたのです。
１サムエル１６章の中でも、主は心を見て、ダビデを王として選ばれたことが書かれています（１サム１６：７）。
主は私たちの心を試される方（箴言１７：３）であり、私たちの心を見ている方です。
私たちの持っている能力、働き、技術ではなく、心が求められ、心が試されるのです。
私たちは、権力によらず、能力によらず、主の霊によって、みこころを行っていく王たちだからです。
主がダビデを見いだしたように、この地で主の心を行っていく王として主に見いだされるには、私たちの心を捧げる必要があります。
主は心を見ておられるからです。
「あなたがたの神、主は、あなたがたが心を尽くし、精神を尽くして、ほんとうに、あなたがたの神、主を愛するかどうかを知るために、あなたがたを試みておられるからである。」申命記１３：３b
主が私たちの心を見て、試されておられるのは、ほんとうに主を愛するかどうかです。
主を愛する心を持っているかどうかを主は見ておられるのです。
私たちが王として立ち上がりみこころを実行していくには、主に愛されているから王として立つこと、偉大な王に愛されている神の子であるから王子、王女というアイデンティティを持ち立ち上がること、主の愛を受けて主を愛するから立ち上がっていくことが必要だからです。
主は私たちの心を試されますが、主に心を試されることは、時には苦しい、辛いことでもあります。
しかし、どんなに主に愛されているかを知り、主の愛を受けて、主の愛に答えて主を愛する心を持つならば、主のテストに合格でき、主が私たちを見いだしてくださいます。
主を愛する心を持ち、主に見いだされ、王としてこの地で神のみこころを余すところなく実行する者となるために、主に油注がれ、主の霊が激しく私の上に下り続けることを願い求めます。
■A：考えてみよう
王として立ち上がり、主のみこころを成し遂げていく者となることを願うだろうか？
主に見いだされるために、主の試み、テストを受ける覚悟があるか？
主のこころを行うために、主の油注ぎ、聖霊様の力が激しく下ることを願うか？
このように願う人は、今朝も、主の御前に出て、心を主に捧げていきましょう。
■P：祈り
主よ、今御前に、私の心を捧げます。
今朝、あなたを愛する心を私に新しく注ぎ、あなたへの愛で私の心を新しく燃やしてください。
イエス様が私を愛してくださったから、イエス様のその血によって私を罪から解き放ってくださったから、私は王とされたことを感謝して、今受け取ります。
あなたに愛されているから、あなたを愛しているから、あなたのみここを行い、この街、この国に、御国を解き放つ王として、立ち上がります。
あなたのみこころを成し遂げていくために、私に油を注いでください。主の霊を私に激しく注いでください。
あなたのみこころを余すところなく実行する王として、あなたに見いだされるために、今日もあなたを愛し、あなたのみことばを守ることができるように力を注いでください。
王の王、主の主である、愛するイエス様の御名でお祈りします。アーメン
【 ありさ 】
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