■S:今日の聖書の言葉
サムエル記第二 9章13節(サムエル記 第二10章)

★メフィボシェテはエルサレムに住み、 いつも王の食卓で食事をした。 彼は両足が共になえていた。

■O:今日のコラム
みなさんは、自分のセルフイメージはどのように思っていますか?一般的に、日本人は比較的自分に自身がない人が多いと言うことを聞いたことがあります。それは、島国という日本の長い歴史の中で培われてきた文化から来たのかもしれません。または人と比べて秀でている部分があればそれを隠したがるというのも日本人の特質かもしれません。それも素晴らしい特色ですが、神の国に生きる私たちは神の国の文化の中で生きていきたいものです。

今日の聖書箇所にはメフィボシェテという舌を噛みそうな名前の人が出てきます。この人が5歳の時、彼にとってのおじいさんのサウルと父であるヨナタンが戦争で死んでしまったということを聞いた乳母が彼を急いで連れて行く時に謝って落としてしまい、それ以来足が萎えてしまった人物でした。
彼は相当セルフイメージが低かったのではないかと思います。それは次のみことばから推測できます。

彼は礼をして言った。 「このしもべが何者だというので、 あなたは、 この死んだ犬のような私を顧みてくださるのですか。 」(8節)

自分の事を死んだ犬と例えています。犬とはユダヤ文化の中では汚れた異邦人を指す言葉で、しかも死んだ犬と言っているのです。どれだけセルフイメージが低かったのでしょうか。今のように医学も発達していず、車いすなどもない時代だったのでその不便さは相当だったと思うので、そう思うのも無理は無いかもしれません。

しかしそんなメフィボシェテに転機が訪れます。エルサレムで王になったダビデがサウルの子孫を探しているところ、以前サウルの家に使えていたツィバというしもべを通してヨナタンの子メフィボシェテの事を知ります。そして彼に恵を施したいと申し出ました。その内容はサウルの地所を全部与えられ、王の食卓に共に築くことができるということです。

新約時代に生きる私たちはどうでしょうか。第一ペテロ2章9節には次のように書かれています。

「しかし、 あなたがたは、 選ばれた種族、 王である祭司、 聖なる国民、 神の所有とされた民です。 それは、 あなたがたを、 やみの中から、 ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、 あなたがたが宣べ伝えるためなのです。」

これはおどろくべきことではないでしょうか。みなさんはもしかしたら、自分には何の価値もないと思っているかもしれません。しかし、聖書は私たちを選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有の民と呼んでくださるのです。また、第一ヨハネ3章2節前半には次のように書かれています。

「愛する者たち。 私たちは、 今すでに神の子どもです。」

これでも充分ではないでしょうか。私たちはどれほどの好意を主から受けているのでしょうか。神様は私たちが思っている以上に私たちのことを大切に思って、その視点で見てくださっています。それであれば、周りの人の評価や自分自身の経験から自分を見ることをやめ、聖書の価値に自分をお香ではありませんか。

もしかしたらみなさんも自分はメフィボシェテのように足がなえて、自分では何もできないと思っているかもしれません。しかし、主は何ができて何ができないという基準では皆さんのことを評価されません。大切なのは主をどれほど愛しているかということです。

主はこのように言われます。「見よ。 わたしは、 戸の外に立ってたたく。 だれでも、 わたしの声を聞いて戸をあけるなら、 わたしは、 彼のところに入って、 彼とともに食事をし、 彼もわたしとともに食事をする。」(黙示録3:20)

私たちも王の食卓に招かれています。それに答えるのは主の声を聞いて、戸を開け、主をお迎えすることです。

本来は受けるべきでないものが受ける特別な好意が恵みです。私たちには神からの恵みがプレゼントとして与えられています。これを受け取ろうではありませんか。そして、その恵みを受けて、私たちが捧げられるものを主に捧げていきましょう。花婿なるキリストと花嫁なる教会の究極の関係を目指して今日も大胆に主に近づいていきましょう。

■A:考えてみよう
今日から周りの評価に自分の価値を置くことをやめましょう。もしみなさんが周りの評価に自分を置くなら、みなさんは周りの人の奴隷になっているということです。あなたの価値をどこに置くか。あなたはその奴隷となるのです。

「罪から解放されて、 義の奴隷となったのです。
あなたがたにある肉の弱さのために、 私は人間的な言い方をしています。 あなたがたは、 以前は自分の手足を汚れと不法の奴隷としてささげて、 不法に進みましたが、 今は、 その手足を義の奴隷としてささげて、 聖潔に進みなさい。」
(ローマ6:18-19)

私たちは義の奴隷です。
このことを口に出して宣言しましょう。この事実を自分のこととして受け取ることができるよう祝福します。
そうするなら、神様を信頼することから出る自信が与えられます。そして、みなさんが本来置かれるべきポジションに主が置いてくださいます。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しゅん 】

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