■S:今日の聖書の言葉
詩篇65章2節(エペソ人への手紙4章)
★ 祈りを聞かれる方よ。みもとにすべての肉なる者が参ります。
■O:今日のコラム
12歳のときに父の仕事の関係で海外にいきました。先生や同級生が話している言葉が全くわからず、聞くことも話すことも出来ず、休み時間の度にトイレで泣く日々でした。
そのとき、どうしようもなく、口から「神様、助けてください。」と言葉が出ました。
日本語で発したその言葉その一言が、顔と顔を合わせて日本人に話してあるかのように相手に伝わったことがわかり、わたしはしばらくトイレで硬直していました。
それまで教会にも行っていましたが、祈ったこともありましたが、そのとき初めて自分の心を神様に注ぎ出し、神様がその心を受け取ってくれたことがわかった瞬間でした。
わたしたち、クリスチャンが神様に向かって心を注ぎ出すときに、それはつぶやきでもなく、独り言でもなく、自分を納得させるための自己暗示でもなく、そこには確実にそのことばを受け取ってくださる存在がおられること、「神様が祈りをきいてくださる」、このことはなんてすごいことなのだろう、そう改めて思いました。
■A:考えてみよう
「神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。」(マタイによる福音書27章51節)
イエス様の十字架により、敵意は葬り去られ、わたしたちと神様の間にあった隔ての壁が打ち壊されました。
言葉が通じなかったときは、目の前にいるのに相手の心がわからず、自分の心も伝えられず、まるで見えない壁がいつも自分の周りを囲んでいるようで、言葉を発しても壁に反射して自分に返ってくるようでした。
神様を知らない人は、困ったとき辛い時、誰に話すのだろう。誰に頼るのだろう。そう思う時、心が痛くなります。
主は壁をイエス様の十字架によって、ないものとしてくださいました。
神を信じる者は、神様の心を知り、言葉を聞くことができ、ましては神様に話しかけることが出来る、相談することが出来る、愛を告白することが出来る、言葉に言い表せないこの恵みと憐れみに心から感謝します。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 れな 】
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アーメン!