■S:今日の聖書の言葉
マルコによる福音書3章13節(詩篇25篇)
★ さて、イエスは山に登り、ご自身のお望みになる者たちを呼び寄せられたので、彼らはみもとに来た。
■O:今日のコラム
今日の箇所はイエス様が使徒を任命した場面ですが、
今日の箇所の13節を見ますと、
「さて、イエスは山に登り、ご自身のお望みになる者たちを呼び寄せられたので」とあります。
イエス様がお望みになる人とは一体どのような人の事を指すのでしょうか?
イエスが選んだ使徒達の様子を見てみると、
一般的な人間の目で見て、良く写る人達ではありません。
ペテロとアンデレは漁師ですし、マタイは取税人で、当時人々からは嫌われる職業の人でした。
また、熱心党という革命家のグループにシモンという人もいました。
聖書の中を見ますと、彼らは多くの失敗を繰り返し、イエス様を常に困らせていました。
使徒と言われて、何か立派な人々を想像しますが、ごく普通の人間達です。
そんな彼らをイエス様は使徒として任命し、彼らを通して全世界に福音を伝える最初の務めを与えたのです。
神様の方法は私達の想像を遥かに越えたところにあります。
一見、すごく効率が悪いように見える使徒の人選だったと思います。
もっと、有能で人からも尊敬され、頭も良く、何でも出来るような人物をイエス様は選ばれば良かったのにと思います。
しかし、これで良いのです。
主が選ばれたのですから、私たちには何も言えません。
第一コリント一章にこのような御言葉があります。
「しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです。
また、この世の取るに足りない者や見下されている者を、神は選ばれました。すなわち、有るものをない者のようにするため、無に等しいものを選ばれたのです。
これは、神の御前でだれをも誇らせないためです。」
はい。この聖句にあるように、神様はこの世の取るに足りないものを用いて、神の国をこの地に現そうとしているのです。
誰も誇らないように、福音は神の恵みによるからです。
これが、神様の戦法です。
使徒達から受け継いだ福音が、時を越え、約2000年後の現代まで無事に伝えられ続けて来ました。
私たちもごく普通の人間ですが、神様によって選ばれた者達です。
イエス様は私たちを用いて事を成そうとしておられます。
私たちはすぐに、自分の弱さやしょうもなさに目が留まり、自分には何も出来ないと思ってしまいます。
もちろんそうです。だからこそ聖霊様の力が必要なのです。
聖霊様に全てお委ねし、毎日祈りと御言葉の生活を大事にしていきましょう。
弱さの中で主を誇って行きましょう!
神様は必ずあなたを用いて下さいます。
長くなりましたが以上です。
■A:考えてみよう
神様は必ずあなたを用いて下さいます。
神様が使いやすい器は砕かれた器です。
主が使い易いからです。
イエス様が十字架で死んで下さったように、私たち自分の肉に死にましょう。
■P:祈り
イエス様、あなたの御心だけがこの地になりますように。
イエス様、あなたを心から愛しています。
イエス様のお名前でお祈りします。
アーメン
【 あきひろ 】
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