■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き28章28節 (民数記6章)
★ ですから、承知しておいてください。神のこの救いは、異邦人に送られました。彼らは、耳を傾けるでしょう。
■O:今日のコラム
今日で使徒の働きは終わりです。この章でパウロが最後に言い残した言葉が今日の聖句です。
イスラエルのかたくなさゆえに、福音は、パウロによってその舵が異邦人へといよいよ向けられていきました。
契約の民であるはずのイスラエルをかたくなにさせ、神の救いを異邦人に起こす…
一体、神様はイスラエルの民を見放してしまったのでしょうか。
「…彼らがつまずいたのは倒れるためなのでしょうか。絶対にそんなことはありません。かえって、彼らの違反によって、救いが異邦人に及んだのです。それは、イスラエルにねたみを起こさせるためです。」(ローマ人への手紙11章11節)
これは主の深い奥義と測り知れない計画によることです。主は決してイスラエルの民を見捨てることはありません。
父なる主の視線の先にはいつもイスラエルがありました。パウロも同じように、主と同じ視線でイスラエルを見つめ、イスラエルを抱いていました。
「私には大きな悲しみがあり、私の心には絶えず痛みがあります。もしできることなら、私の同胞、肉による同国人のために、この私がキリストから引き離されて、のろわれた者となることさえ願いたいのです。」(ローマ人への手紙9章2-3節)
このパウロの言葉こそ主イエスの心です。
今この記事を書いている中で、2つの強い思いがやってきました。
1つは、主の心をもっと深く求めなければいけない。そしてもう1つは、イスラエルのために本気で祈る責任が私たちにある、ということです。
「枝(イスラエル)が折られたのは、私(異邦人)がつぎ合わされるためだ、とあなたは言うでしょう。そのとおりです。彼らは不信仰によって折られ、あなたは信仰によって立っています。高ぶらないで、かえって恐れなさい。」(ローマ人への手紙11章19-20節)
野生種であるオリーブの木の枝が栽培種のオリーブの木に接がれる… これは、信じない一部のかたくななイスラエルの人々が折られた場所に、異邦人がつぎ合わされるようになったことを言っています。
今日、神様の祝福は異邦人に注がれています。今、福音は異邦人に大きく開かれています。
今、私たち異邦人が主の御名を礼拝し呼び求める時です。
それによりイスラエルに激しいねたみを引き起こし、イスラエルは回復していくからです!
「キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。敵意とは、さまざまの規定から成り立っている戒めの律法なのです。このことは、二つのものをご自身において新しいひとりの人に造り上げて、平和を実現するためであり、
また、両者を一つのからだとして、十字架によって神と和解させるためなのです。敵意は十字架によって葬り去られました。
それからキリストは来られて、遠くにいたあなたがたに平和を宣べ、近くにいた人たちにも平和を宣べられました。
私たちは、このキリストによって、両者ともに一つの御霊において、父のみもとに近づくことができるのです。
こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、今は聖徒たちと同じ国民であり、神の家族なのです。」 (エペソ人への手紙2章14-19節)
これは本当に主の深い哀れみの業でしかありません。
ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう!!
■A:考えてみよう
この朝、ヤハウェの御名を礼拝し、呼び求めましょう!
へりくだり、イスラエルの救いと平和を祈りましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ひさえ 】
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