■S:今日の聖書の言葉
民数記5章19-22節、28節 (使徒の働き27章)
★ 祭司は女に誓わせ、これに言う。『もしも、他の男があなたと寝たことがなく、またあなたが夫のもとにありながら道ならぬことをして汚れたことがなければ、あなたはこののろいをもたらす苦い水の害を受けないように。しかしあなたが、もし夫のもとにありながら道ならぬことを行なって身を汚し…たのであれば、』…こののろいの水があなたのからだに入って腹をふくれさせ、ももをやせ衰えさせるように。』その女は、『アーメン、アーメン』と言う。
しかし、もし女が身を汚しておらず、きよければ、害を受けず、子を宿すようになる。
■O:今日のコラム
これは、夫が妻に対してねたみ(英語訳ではjealous、つまり焼きもち)を抱いた時、夫が妻の誠実さに疑いを持つ時に、その妻に対して「このようにしなさい」と主がモーセに語られたことでした。
一見、ひどいなぁと思いますが、この夫のねたみとは、妻を愛するがゆえに生まれるものです。興味のない、愛情の沸かない妻に対して、焼きもちはないでしょう…
夫への裏切りを隠している妻にとっては、これはとても恐ろしいことでした。けれども、反対に誠実な妻にとっては、この「苦い水」は夫への誠実さ、夫への愛ときよさを証明するものでした。
主は、ご自分を「わたしは、ねたむ神」であると語っておられます。(出エジプト記20章5節)
神様も私たちを愛するがゆえに、ねたまれます。主は愛する者に、その誠実さを問われる(苦い水を飲ませる)のです。
民数記5章28節で、夫への忠誠心、誠実さをあらわすためのこの「苦い水」を飲んで、「もし女が…きよければ、害を受けず、子を宿すようになる。」とあります。
人生を通して、主への誠実さのゆえに、文字通り「苦い水」を飲んで「子を宿した」女性がいます。それはマリヤです。
マリヤの語源は「ミリヤム」でさらに、その語源の意味は「苦い水」になるそうです。マリヤは、神に対して従順であり誠実でした。そして、彼女は人生を通して、その誠実さをあらわし、主の御救いの大いなる計画の一端を担ったのです。
神様はいつも私たちの心がどこにあるのか? そして私たちの歩みが主に対して誠実であるかどうかを気にかけておられます。
それは、私たちを裁くためではなく、私たちを愛して愛してやまないからなのです。
愛する者の心が誰(何)に向いているのか、不実でないかが気になるのです。
主のねたむほどの愛はまさに「苦い水」のようでしょう。その愛を裏切り、その愛にそむく者にとっては、苦いものであり、その愛に喜んで応じる者にとっては大きな祝福であり栄誉となるのです。
私たちはこの「苦い水」を喜んで飲むことが出来るでしょうか?
これは脅しではありません。罪をもって生まれた本来の私たちは、誰もこれを喜んで飲むことは出来ないでしょう。
けれども主は、私たちが、これを喜んで飲むことが出来るために、十字架で血潮を流され、主イエス・キリストを信じるゆえに罪許された者とされました! 私たちを、主の御前に立つことの出来るきよい者とさせて下さるのは、キリスト・イエスの血潮だけです!
■A:考えてみよう
十字架の赦しを受けとることは自分の信仰の中で完了しているでしょうか?
また血潮によってきよめられること(聖餐)を毎日主との交わりの中でしましょう。
そして、主に対して、愛のゆえに忠実、誠実であることが出来るようになるには、聖霊様が絶対に必要です。聖霊様をいつも歓迎する歩みをしましょう。
■P:祈り
主の愛にいつでも喜んで飛び込むことが出来ますように。今日もあなたの惜しみなく注がれる愛に応えたいです。私の中にある傷ついた道をまっすぐにし、隠れた罪に光をあてて下さい。
あなたとの隔たりになるいっさいの罪を、汚れを、不実さを今日も私から取り除いて下さい。今日も主に対して、そして関わる人々に対して誠実さを保つことが出来ますように、聖霊様、弱い私を助けて下さい。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 みちる 】
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