■S:今日の聖書の言葉

創世記30章14-15節 (同29章)

★ さて、ルベンは麦刈りのころ、野に出て行って、恋なすびを見つけ、それを自分の母レアのところに持って来た。するとラケルはレアに、「どうかあなたの息子の恋なすびを少し私に下さい」と言った。

レアはラケルに言った。「あなたは私の夫を取っても、まだ足りないのですか。私の息子の恋なすびもまた取り上げようとするのですか。」ラケルは答えた。「では、あなたの息子の恋なすびと引き替えに、今夜、あの人があなたといっしょに寝ればいいでしょう。」

■O:今日のコラム

このストーリー、何回も読んだことあるのですが、そんなに意味の深い所ではないと思い、読み飛ばしていました。

けど今回、「なぜ、恋なすびを取り合うの? 一体この恋なすびとはなんだ?」って、読んでて思ったので、調べてみました。Wikipedia情報です…

恋なすびは、マンドレイクという名で知られていて、昔から薬草として使われていました。また、魔術や錬金術の原料としても使われていたようです。かなり強い薬であり、麻薬みたいに、幻覚、幻聴を伴うそうです。

そして、この時代、恋なすびは、受胎効果があるとも思われていました。

そう考えると、ラケルは、なかなか自分に子どもが生まれないことがつらく、どうしても生みたいという願望で、ルベンが見つけた恋なすびを貰い、摂取しようと思ったのです。

そこでラケルは、夫との時間と引き替えて、恋なすびをゲットしたのです。

自分の願望の為に、恋なすびと愛されている夫との時間を引き替えるって、相当なことではありませんか? 恋なすびと夫が同等な価値なのか!!って思いませんか?

この出来事の結果、どうなりましたか?

恋なすびと交換して、ヤコブと一緒に寝た姉のレアが、もう2人の子を身ごもり、ラケルはみごもりませんでした。

ラケルが最終的にみごもった、その理由。。。
「神はラケルを覚えておられた。神は彼女の願いを聞き入れて、その胎を開かれた。」

そう! 神様です!!!

ラケルは、自分の方法で子どもを産もうとした。そのために、自分と夫の時間を、恋なすびという物と交換した。けど、結果、何も起こらなかった。。。

ただただ、神様の方法だけが、なされていく。その為には、忍耐強く、神様のタイミングを待ち、待ち、待ち続けるのです。ただ、人は周りが祝福されていると、嫉妬してしまう弱い者です。

では、どのように、その嫉妬から抜け出すのでしょうか?

ヤコブが愛していたのはラケルでした。ラケルが子どもを生まなくても、ラケルを愛していました。だから、毎日一緒に寝ていたのです。けど、ラケルは、その愛よりも、レアから生まれる多くの子どもたちに焦点を当ててしまい、嫉妬が生まれたのです。

私達も同じように、神様は無限大の愛をもって私達を愛し、また共に時間を共有したい、交わりたいと切に願っておられます。けど、私達は、他の人が持っているもの、賜物などに焦点をあててしまい、そこで、嫉妬がうまれてくるのです。

その嫉妬から抜け出す方法。
それは、主に戻り、主と時間を過ごし、その大きな豊かな愛を受け続けることです。主との時間を楽しみ喜ぶこと、それが私達に嫉妬せずに忍耐をし続ける力を与えてくださいます。

■A:考えてみよう

私達をものすごく愛しておられる主との時間を、自分の欲望の為に恋なすびと引き替えないでください!!

主は、必ず恋なすびよりも効果的な方法で、あなたの願いを成し遂げてくださいます。だから、何よりも主との時間を楽しみ喜んでいきましょう。

■P:祈り

主よ、あなたとの時間をこの世の何よりもまず尊びます。

自分の欲望も願いも方法も、まず置き、あなたと共に時間を過ごす。それを、どんな物とも引き替えることがないように、私をあなたのねたみの愛で御そばに引き寄せてください。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 かよ 】

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2 個のコメント


  1. さくら より:

    ちょうど、創世記を読んで、恋茄子ってなんだろうと思っていたところ、このサイトに出会いました。神様との時間より、自分のことに時間を割く事が多いので、気をつけます。悔い改めて神様一番にします。

  2. 光歩 より:

    恋なすびってなんだろう、と調べたらここにたどり着きました。主と共に過ごし、主の愛を受けることで他のものに焦点をあてる必要がなくなるし、むなしさではなく満たしを受けとることができるんですね。

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