■S:今日の聖書の言葉
創世記9章25節(同10章)
★ 創9:25 エペルにはふたりの男の子が生まれ、ひとりの名はペレグであった。彼の時代に地が分けられたからである。
■O:今日のコラム
ペレグは、分けるという意味があり、この時代に創世記11章に記載のあるバベルの塔が建てらてたと考えられています。
バベルの塔は、「さあ、われわれは町を建て、頂が天に届く塔を建て、名をあげよう。われわれが全地に散らされるといけないから。」(創世記11章4節) と書いてある通り、地上で最初の権力者であったニムロデを礼拝する場として、また、自分たちが散りじりにならないように一致できるようにという目的のための建設されました。
しかし、結果は、主がことばを混乱させ、「こうして人々を、そこから地の全面に散らされたので、彼らはその街を建てるのをやめた。」(創世記11章8節)とある通り、建設も中断され、一致どころか世界に散らされる事態になりました。
私は、大学で日中韓のリードの下、東アジアの諸国にて構想されている地域共同体が果たして実現可能かということについて卒論を書きました。しかし、アジアの国々がその地域共同体に求める経済的利益や歴史認識の隔たりがあまりにも大きいので、個人的には東アジア共同体設立は到底難しいということを結論として書きました。
バベルの塔の建設を目指した時代も、現代の地域共同体設立を目指す時代も、利益享受するべく、一致することは難しかったのではと思わされました。
■A:考えてみよう
「体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます」(エペソ人への手紙4章4-6節)
私たちは、自分たちの利害を優先させるとき、一致することは出来ませんが、ただ一人である主を求める時、一致出来ると信じます。2014年、益々主にあって、ひとつになることを祈り求めます。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 れな 】
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