■S:今日の聖書の言葉
ヨハネの福音書19章30,31節
★イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した」と言われた。そして、頭をたれて、霊をお渡しになった。
その日は備え日であったため、ユダヤ人たちは安息日に(その安息は大いなる日であったので)、死体を十字架の上に残しておかないように、すねを折ってそれを取りのける処置をピラトに願った。
■O:今日のコラム
シャバットシャローム!
過越の祭り7日目となりました。今日は安息日ですが、過越の祭りの最初と最後の日が安息日となりますので、今日と明日2日続けて安息日です。ハレルヤ!2倍の祝福を受け取りましょう!
(以前、仮庵の祭りにイスラエルに滞在していた時、祭りの期間中に安息日が3度もあったので不思議に思ったことがありましたがそういうことだったのかと調べて納得しました。)
さて、十戒の中で「安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ」とありますが、この日を特に意識して区別することはとても大切です。今日、明日の安息日を区別し、主にお捧げしましょう。
「六日目は仕事をしてもよい。しかし七日目は全き休みの安息、聖なる会合の日である。あなたがたはいっさいの仕事をしてはならない。この日はあなたがどこに住んでいても主の安息日である。」(レビ記23:3)
安息日は、ただ休息するだけではなく、主が置いてくださった場所で憩うこと、主が備えてくださった祝福を十分に楽しむことを意味します。詩篇23篇2節「主は緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます」とダビデは歌いましたが、この「いこい」は安息を意味します。主のすばらしさを味わい、楽しみ、喜びをもって主を礼拝するところ、安息の場所に主は伴われます。
安息日は本来、主が人々を祝福する日です。安息日を区別するとき、主は、私たちを祝福して下さいます。
エジプトから救い出されたイスラエルの民は荒野において6日間、マナを食べましたが、7日目にマナは降りませんでした。7日目の安息日、主は「天からのパン」をもって民を祝福されます。
「天からのパン」について、ヨハネの福音書にはこのように書かれています。
「私たちの祖父たちは荒野でマナを食べました。『彼は彼らに天からパンを与えて食べさせた』と書いてあるとおりです。
イエスは彼らに言われた。『まことに、まことに、あなたがたに告げます。モーセはあなたがたに天からのパンを与えたのではありません。しかし、わたしの父は、あなたがたに天からまことのパンをお与えになります。
というのは、神のパンは、天から下って来て、世にいのちを与えるものだからです。』
そこで彼らはイエスに言った。『主よ。いつもそのパンを私たちにお与えください。』
イエスは言われた。『わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんな時にも、決して渇くことがありません。』」(ヨハネの福音書6:31~35)
天からのパン・それは、飢えることがなく、決して渇くことのない、私たちを永遠に生かすことのできるパン、すなわちイエスキリストご自身です。主ご自身の中にまことの満たし、とこしえの喜びがあります!
安息日を覚えての「覚えて」は、思い起こすという意味です。今日、共に、まことのパンなるイエス様をほめたたえ、イエス様の十字架によって贖われ、罪赦され、神の子どもとされたことを思い起こしていきましょう。
「もし、あなたが安息日に出歩くことをやめ、わたしの聖日に自分の好むことをせず、安息日を『喜びの日』と呼び、主の聖日を『はえある日』と呼び、自分の好むことを求めず、むだ口を慎むなら、そのとき、あなたは主をあなたの喜びとしよう。『わたしはあなたに高い所を踏み行かせ、あなたの父ヤコブのゆずりの地であなたを養う』と主の御口が語られたからである。」(イザヤ58:13~14)
七日目は全き休みの安息。そして、聖なる会合の日です。
安息日に集まる「聖なる会合」は大いなる希望と喜びの場となると信じます。主の臨在が礼拝に集う者たちの中に満ち溢れますように。今日という日が、大いなる喜びの日、はえある日と呼ばれますように!
■A:考えてみよう
主が置いてくださった場所で憩い、主が備えてくださった祝福を楽しみましょう。
イエス様の十字架により贖われ、罪赦され、神の子どもとされたことを、一日の中で何度も思い起こしましょう。
■P:祈り
詩篇23篇を朗読し、安息の場所に主をお迎えしましょう。
主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。
主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。
たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。
私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。
まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ひさえ 】
(感謝)
マナメールが始まって15年の年月がたちました。当時、教会の牧師先生方や熟年のリーダーたちが執筆したデボーションガイドを紙媒体で毎週発行していましたが、若者向け、初心者向けにも書いてほしいという声があり、若い自分たちにできるのだろうかという心配もありましたが、勇気をもって踏み出し、今日まで続けることができたのはただただ主の恵みゆえです。導いてくださった主に心から感謝いたします。
当時のデボーションガイドは3.11の地震を機に閉じることとなりましたが、あれからちょうど10年がたち、マナメールもこの3月をもって閉じることとなりました。
これまで応援してくださった皆様に、心からの感謝を申し上げます。
今回、終了するにあたって、沢山の方から励ましのメールをいただきました。チーム一同、大きな励ましを受けました。温かなメッセージを本当にありがとうございます。新しい出発を多くの方々が祝福してくださったこと、とても嬉しく思います。
また、チームの皆様、これまで携わってくださった全ての方々に心からの感謝を申し上げます。
これからも、飢えることがなく、決して渇くことのない、私たちを永遠に生かすことのできるいのちのパン、イエス様ご自身の中にとどまり、永遠に変わることのないみことばに信頼して共に歩んでまいりましょう。
全ての栄光をイエス様にお返しいたします。
Shalom!!
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