■S:今日の聖書の言葉
エペソ人への手紙1章4節
★すなわち、神は私たちを世界の基の置かれる前から彼にあって選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。
■O:今日のコラム
皆さんは、何か特別なことに選ばれたことはあるでしょうか?
今日のみことばは、選ばれた者について書かれています。
私たちは、ひょんなことからイエス様を知り、たまたまキリスト者になったのではありません。驚くべきことに、私たちは「世界の基の置かれる前から」キリストにあって選ばれた者であると、みことばは語っています。
何故に私たちが選ばれたのでしょうか?また何のために、何の目的で選ばれたのでしょうか?
オリンピック100メートル走の選手として選ばれるのは、人柄の良さや数学の成績でもなく、足の長さではありません。100メートルを何秒で走った記録があるか、その速さのゆえに選ばれていきます。
もし、世界的な記録を持っていて、その記録ゆえにオリンピック代表に選ばれた選手が、毎日毎日料理の腕を磨くことや、ピアノの練習に打ち込んでいたら、どうでしょう。
恐らく「この人は100メートルの記録ゆえに選ばれ、オリンピックの100メートル走でメダル獲得のために選ばれたのだから、より速く100メートルを走るためのトレーニングをしたほうが良いのではないだろうか。」と誰もが思うことでしょう。
私たちも、何のゆえに選ばれ、また、何のために選ばれたのかを知ることがなければ、この選手と同じように、本来と違うことに重きを置いて、的はずれなことに熱心になってしまうかも知れません。
私たちは何のゆえに選ばれたのでしょうか?日本人だからでしょうか?違います。頭が良いから選ばれたのでしょうか?違います。仕事が出来るから?ちょっといい人だから?違います。
選ばれた理由。それは私たちが何者であるからではなく、何が出来るからではなく、神の愛のゆえ、恵みのゆえです。
詳訳聖書には、今日の聖句は次のように書かれています。
「神は、彼の愛をもって世界の創造の前に、私たちをキリストにあってお選びになった…」(エペソ1:4 詳訳聖書)
私たちはその選びに対して何をもって応えるべきでしょうか?私たちが神の愛ゆえに選ばれた者であるなら、この世から私たちを選び分けて下さった方のその選びに対して、愛をもって応えていかなければなりません。
神を愛し、神に愛される。私たちの歩みが、神との愛の関係をどこまでも追いかけていく人生でありますように。
私たちが選ばれた目的、それは私たちが聖い者、傷のない者となるためです。
「御前で聖く、傷のない者にしようとされました。」(エペソ1:4b)
「それは、私たちがきよい者、彼(神)のために聖別された者…となるためです。」(詳訳聖書 エペソ1:4b)
聖い者、傷のない者。これは、まさに純潔な花嫁の姿であることを覚えます。
私たちは、置かれている環境、立場、それぞれ違います。ある人は会社員、ある人は主婦、ある人は学生…etc けれども、私たちキリスト者はみな愛のゆえに選ばれた者であり、聖い花嫁として御子の御前に立つようにと選ばれていることを今日、覚えましょう。
それぞれの置かれている立場のゆえに、取り組まなければならないことはそれぞれあるでしょう。自分に任されている領域を責任をもって治め、勤勉に努め、その場所でへりくだって神と人とに仕えていくことは、とても大切なことであり、主は喜んでくださいます。
けれども、何をするにしても、私たちは日々の生活の中で、自分が選ばれた理由と目的を覚えていきたいと願います。
■A:考えてみよう
私たち教会では、「みことばの朗読、イエス様の血潮を宣言する祈り、御霊の祈り」を日々の祈りの生活として共に実践しています。これは単なる宗教的なルーティンではありません。
(もし、目的を知らず、あてどなく実践するならば宗教的なルーティンになってしまうかも知れません。)
これらは、神の愛に応答する歩みであり、神との愛の交わりであり、花嫁として聖められ、内なる人がキリストの似姿へと成長するための実践であることを覚えましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 みちる 】
オンライン献金はこちらから。
大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。