■S:今日の聖書の言葉
テサロニケ人への手紙4章16~18節
★主は、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます。それからキリストにある死者が、まず初めによみがえり、
次に、生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引き上げられ、空中で主と会うのです。このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります。
こういうわけですから、このことばをもって互いに慰め合いなさい。
■O:今日のコラム
本日のイスラエルの日暮れ(日本時間の19日の正午辺り)からラッパの祭り(ロシュ・ハシャナ)がスタートします。イスラエルの祭りは私たち信仰者にとっては霊的な恵みのカレンダーとなりますので、この時を覚えて主の恵みを求めるのは非常に大切なことです。ラッパの祭りには幾つもの祝福がありますのでそのことを心に覚えてこの時に臨みたいと願います。
1.新しい年の始まり
ロシュ・ハシャナとは「新しい年の始まり」という意味です。この時にユダヤ人たちはリンゴとハチミツを食べます。それは「この新しい年が甘い恵みに満ち溢れた一年となりますように。」という願いを込めて行われます。また「この一年が実り多い年となるように。」という願いを持ってザクロも食べます。
私たちはユダヤ人では無いのでユダヤ人と同じ様な文化を真似する必要はありません。(行なっても害にはなりませんが、したとしてもただの風習で何も意味もないものも沢山あります。)
しかし、その霊的な祝福の意味を覚えて、蜜よりも甘く、私たちの歩みに多くの豊かな実を結ばせる種である、聖書の御言葉を朗読し、御言葉を食べてこのロシュ・ハシャナから新しい一年の霊的な歩みをスタートしましょう。
2.異邦人とユダヤ人の贖いの完成
ラッパの祭りにはその名の通りラッパが吹き鳴らされます。
「イスラエル人に告げて言え。第七月の第一日は、あなたがたの全き休みの日、ラッパを吹き鳴らして記念する聖なる会合である。」(レビ記23:24)
現代でもラッパの祭りの時に嘆きの壁の前では多くの角笛(ショファー)が吹き鳴らされ、また二本の銀のラッパが吹き鳴らされます。
「銀のラッパを二本作らせよ。それを打ち物作りとし、あなたはそれで会衆を召集し、また宿営を出発させなければならない。」(民数記10:2)
銀は聖書では「贖い」を意味する素材です。それが二本吹き鳴らされるのは、ユダヤ人(イスラエルの民)と異邦人の救いと贖いの完成を宣言することを意味しています。この大いなる贖いのご計画の為に主が私たちを呼び、召集して下さっています。
自分自身が主イエス・キリストの十字架の贖いの恵みにしっかりと留まると同時に、主の福音の証人となり、終わりの時代の魂の大収穫の為に私を用いてください。とこの時に主の召集に応えようではありませんか。
3.携挙を覚える時
上記の第一テサロニケ4章16~17節には「神のラッパの響きのうちに聖徒が天に一挙に引き上げられる。」という内容が記されています。このラッパの祭りは携挙を心に覚える時です。もちろん、このラッパの日に携挙が起これば素晴らしいですが、その日、その時は天の御父の他には誰も知らないことを主イエスは繰り返して言われています。
それなので「この日が携挙の日だ。」と騒ぎ立てるのではなく、ラッパの祭りの時に携挙を覚え、いつ主が私たちを突然に迎えに来られても構わない様に、目を覚ました信仰の備えが自分自身と主の教会になされるように願い求めて祈る時を持ちましょう。
■A:考えてみよう
このラッパの祭りに用意されている主の恵みを覚えて、上記にある3つのポイントを心に留めて祈る時を持ちましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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