■S:今日の聖書の言葉
ヨシュア記14章15節

★ヘブロンの名は、以前はキルヤテ・アルバであった。アルバというのは、アナク人の中の最も偉大な人物であった。そして、その地に戦争はやんだ。

■O:今日のコラム
イスラエルの民は荒野での生活の後、ヨルダン川を渡って乳と蜜が流れる約束の地に入りました。しかし、そこには乳と蜜ではなく、多くの敵がいました。その敵を一つひとつ、主と共に勝ち取っていく必要がありました。そして、その地を主からの相続地として受け取っていきます。

これはある意味、イエス様を信じて罪から贖われた私たちが、イエス様と共に花嫁の完成を目指して歩む十字架の道のり、喜びの道のりを啓示しています。

今日の個所での主役はカレブです。まだイスラエルの民が荒野にいたときに偵察に行き、ほかの10人は否定的な報告をしましたが、ヨシュアとカレブだけが自分の心の中にあるとおりを報告しました。それゆえに、古い世代の中で彼らだけが約束の地に入ることができました。

その時、モーセはカレブに次のような約束しました。

「そこでその日、モーセは誓って、『あなたの足が踏み行く地は、必ず永久に、あなたとあなたの子孫の相続地となる。あなたが、私の神、主に従い通したからである』と言いました。」(9節)

この約束の成就を見る日が来たのが今日の聖書の個所になります。カレブはこの報告をしたときは40歳でしたが、この時はなんと85歳です。しかも、ただの85歳ではありません。このように告白しています。

「今、ご覧のとおり、主がこのことばをモーセに告げられた時からこのかた、イスラエルが荒野を歩いた四十五年間、主は約束されたとおりに、私を生きながらえさせてくださいました。今や私は、きょうでもう八十五歳になります。
しかも、モーセが私を遣わした日のように、今も壮健です。私の今の力は、あの時の力と同様、戦争にも、また日常の出入りにも耐えるのです。」(10-11節)

なんと力強いみことばなのでしょうか!ちょっと運動しただけで「疲れた」と言ってしまう40代半ばの私は激しく悔い改める必要があるかもしれません。この信仰と告白と実際のカレブの力強い実によって、ついにヘブロンがカレブの相続地となります。

■A:考えてみよう
カレブが85歳になってもなお戦いに行けるのはどうしてでしょうか?祝福され、実際に相続地を得た秘訣は何でしょうか?考えてみてください。

その答えは14節後半にあります。

「それは、彼がイスラエルの神、主に従い通したからである。」

主への従順が祝福です。そもそも、祝福とは「主の前にひざまずき、礼拝し従う」という意味があります。主のみことばに従えることが本当の祝福です。しかも、それだけではなくこの章の最後、15節の後半に驚くべきことが書かれています。

「そして、その地に戦争はやんだ。」

争いが絶えなかったところに、神の人、つまり、みことばに従い通した人が来るなら、争いは止みます。
それでは、なぜ私たちの周りから争いが絶えないのでしょうか。そこには一つの法則があり、みことばにしっかりと書かれています。

「たきぎがなければ火が消えるように、陰口をたたく者がなければ争いはやむ。」(箴言26:20)

カレブは普段から陰口を言わない生き方をしていたのではないかと思います。それゆえに、偵察に行った時も否定的な事を言うことなく、主に信頼し続けていたのではないかと思います。国と国が戦う戦争も、家族や友人と争うことも根本は同じです。

「あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。」(ローマ12:18)

まず私たちの心を自分中心から神様中心へと変えていただきましょう。そして、私たちが足で踏み行くところが争いの種となるのではなく、むしろ争いがやみ、平和(シャローム)の実が実るよう、祈り求めていきましょう。

■P:祈り
今日も私に無限の愛を注いで下さる天のお父さん、この小さき者をあわれんでください。私は自分の力で平和を作り出すことはできないことを認めます。まことの平和はイエス様、あなたの中にだけしかありません。
イエス様を信じ、生きているなら、もはや私は生きていません。キリストが私の中に生きてくださっています。その証として、私の行くところがシャロームとなっていくことができますように。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しゅん 】

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