新宿シャローム教会 Shinjuku Shalom Church

■S:今日の聖書の言葉
ヨシュア記1章7〜9節

★ただ強く、雄々しくあって、わたしのしもべモーセがあなたに命じたすべての律法を守り行え。これを離れて右にも左にもそれてはならない。それは、あなたが行く所ではどこででも、あなたが栄えるためである。
この律法の書を、あなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。そのうちにしるされているすべてのことを守り行うためである。そうすれば、あなたのすることで繁栄し、また栄えることができるからである。
わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。

■O:今日のコラム
ヨシュアとイスラエルの民が約束の地を相続していったように、私たちもイエシュア（主イエス）と共に神の御国を受け継ぐ戦いに召されています。新しいエルサレムの永遠の相続地は、自分の内なるエルサレムをどのように勝ち取ったかに大きな関わりがあります。働きや功績、財産やミニストリーは全てこの地上においていかなければなりません。しかし、私たちの内なる魂は永遠の価値があるのです。

カナン地を異教の七つの民が支配していたように、私たちの内なる人も罪と肉、自己中心と自我が支配しています。ヨシュアの軍勢が剣を握りカナンの民を打ち破っていったように、私たちの内なる相続地を勝ち取る為には御言葉の剣を握る必要があります。

歴史の中で教会の聖書区分においてヨシュア記は歴史書として「諸書」に区分されてきました。しかし、ユダヤ人の聖書区分においてヨシュア記は「前預言書」に区分されています。ヨシュア記は実は預言書なのです。それは歴史的にイスラエルの民がカナンの地を相続していっただけではなく、私たちの内なる人をイエシュアと共に勝ち取っていくことが啓示的に記された書簡だからです。

この地上において私たちの魂を日々何によって満たしているか。ということは非常に大事な課題です。放っておけばいつの間にか怒りや不満、批判やつぶやき、ねたみや無慈悲、恐れや心配や不安そして沢山のフラストレーションで心をいっぱいにしてしまうものです。イスラエルの民がその様な心を持った故に荒野で滅んだことを教訓としましょう。

私たちの感情は変わりやすく、意志は揺るぎやすいものです。だから変わることも揺るぐことも無い主の御言葉で私たちの魂を満たす必要があります。上記の御言葉で、約束の地を相続するにあたり、主がヨシュアに命じたことを覚えましょう。

「この律法の書を、あなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさまなければならない。そのうちにしるされているすべてのことを守り行うためである。そうすれば、あなたのすることで繁栄し、また栄えることができるからである。」

御言葉は私たちの感情や決心よりも遥かに力があり、どんな状況の中でも決して揺るがない約束です。この御言葉を日々朗読し、昼も夜も口ずさみ続けようではありませんか。強い者（御言葉）が私たちの心を支配する時、様々な悪感情から私たちの心は守られます。

「強い人が十分に武装して自分の家を守っているときには、その持ち物は安全です。」（ルカ11:21）

魂を勝ち取る責任は私たち一人一人に任せられた課題であり、その報いは来るべき時に主の御座の前で与えられます。私たちに委ねられ任せられた自分の魂の都市を、日々忠実に正しく治めることを目指しましょう。

「主人は彼に言った。『よくやった。良いしもべだ。あなたはほんの小さな事にも忠実だったから、十の町を支配する者になりなさい。』」（ルカ19:17）

■A:考えてみよう
私たちの魂を主の愛で満たす為にバジレア・シュリンク師が記した以下の祈りを自分の祈りとしましょう。

主よ、愛を与えてください。わたしに欠けている愛をください。
愛するようにとあなたに選ばれたのです。
まごころを込めて愛せるようにしてください。だれをも憐れむ愛、あなたの愛をお与えください。

わたしに迷惑をかける人を愛せるようにしてください。
問題が解決するまで愛せる様に。
慈しみ深く、柔和で、悪を耐え忍ぶ、自分の権利を主張しない愛を与えてください。
そのような愛をわたしにください。

心から憐れみ、共に苦しむあなたの愛をお与えください。
わたしのこの願いを聞き入れてください。
主よ、わたしには繊細な愛が欠けています。
あなたの性質にあずかるようにと招かれているのですから、わたしに愛をください。

ああ主よ、わたしの祈りを聞き、この願いを受け入れてください。
愛であられるあなたの似姿をすぐにもわたしの内にご覧になれるように、あなたの愛をください。
わたしが愛のなさから救われ、わたしの本質が愛となるようあなたの愛をお与えください。
（バジレア・シュリンク著　愛の勝利のためにー和解への鍵 より引用）

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】