■S:今日の聖書の言葉
詩篇41篇1節

★幸いなことよ。弱っている者に心を配る人は。主はわざわいの日にその人を助け出される。

同42篇11節

★わがたましいよ。なぜ、おまえは絶望しているのか。なぜ、御前で思い乱れているのか。神を待ち望め。私はなおも神をほめたたえる。私の救い、私の神を。

■O:今日のコラム
自分の魂の良いパートナーになる。と聞くと不思議な感じを受けるかもしれません。しかし、私たちが人生の中で最も長い時間を共に過ごすのは自分自身なのです。自分とは24時間絶え間なく一緒に過ごさなくてはなりません。だから私たちは自分自身の良き信仰のパートナーとなり、良き励まし手となり、良き信仰の教師となる必要があるのです。

詩篇の作者は苦難の時、自分自身の魂に話しかけ、自分に主の慰めと約束を語り、信仰を奮起させていたことが分かります。時に私たちは「誰も私に対して十分な理解もケアもしてくれない。」という言葉を言うことがあります。もちろん人からの慰めや励ましは時に必要なものですが、しかし、たとえ誰も励ましてくれる人が居なくても、自分自身が自分の励まし手となることが大切なのです。

結婚式の誓約において「順調な時も逆境にも、病める時も健やかなる時も」という愛の誓約をする場面があります。私たちは自分の魂に対してもこの決断をする必要があります。「主イエスが十字架で命をかける程に愛して下さっているこの自分自身を私も愛し続けます。主が御霊を与える程に信頼して下さっているこの自分自身を私も主にあって期待し続けます。」と。

詩篇41篇1節には、

「幸いなことよ。弱っている者に心を配る人は。主はわざわいの日にその人を助け出される。」

と記されています。私たちは自分を憎み、自分を嫌い、自分の魂を痛めつけているのに他の人に対して心を配ることは出来ないものです。私たちの霊も心も体も主から与えられたものです。私たちはこれをちゃんと管理し、ケアするように主から委ねられているのです。

それなので聖書の中では繰り返し「自分の心を守る」ことが教えられています。またイエス様は「心に満ちていることを口が話す」と言われました。自分の心を主にある御言葉の励まし、約束、希望、真実な愛で満たすことはとても重要なことです。

自分自身を主にあり正しく愛する時に私たちは人に対しても愛を表し、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」という最高の主の律法を実行していくことができるのです。

詩篇42篇において作者は失望と落胆の中で、自分の魂に何度も「わがたましいよ。なぜ、おまえはうなだれているのか。思い乱れているのか。」と語りかけ、自分の魂に向かって「神を待ち望め。私はなおも神をほめたたえる。私の救い、私の神を。」と信仰の言葉を宣言しています。私たちは自分の魂に対する御言葉の教師となり、福音メッセンジャーとなる必要があるのです。

ぜひ私たちは共に日々の生活の中で自分の魂に対して責任を持ち、主から任せられた自分自身の魂に対する励ましの務めを忠実に行っていきましょう。

■A:考えてみよう
日々、御言葉の朗読を続けて自分の魂を主の約束でいっぱいに満たしましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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