■S:今日の聖書の言葉
マタイの福音書9章14~17節
★するとまた、ヨハネの弟子たちが、イエスのところに来てこう言った。「私たちとパリサイ人は断食するのに、なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか。」
イエスは彼らに言われた。「花婿につき添う友だちは、花婿がいっしょにいる間は、どうして悲しんだりできましょう。しかし、花婿が取り去られる時が来ます。そのときには断食します。
だれも、真新しい布切れで古い着物の継ぎをするようなことはしません。そんな継ぎ切れは着物を引き破って、破れがもっとひどくなるからです。
また、人は新しいぶどう酒を古い皮袋に入れるようなことはしません。そんなことをすれば、皮袋は裂けて、ぶどう酒が流れ出てしまい、皮袋もだめになってしまいます。新しいぶどう酒を新しい皮袋に入れれば、両方とも保ちます。」
■O:今日のコラム
断食は強い願い事があるときにすることがあります。ダビデも自分の子どもが病いにふせっているときに断食し神に願いました。しかしそれとは少し質の違う断食があります。それはここで取り上げられている断食です。私たちは、花嫁の断食と呼ぶこともあります。
この断食の目的は花婿ともっと近くなりたいという熱望なのです。なので花婿が一緒にいる間はしなかったのです。
私たちはもっとイエス様と近い関係になりたいと願っています。しかし私たちの中の汚れがその関係を妨げます。なので私たちは悔い改めをもって、妨げが除かれることを願うのです。悔い改める度に私たちは新しい主との親密さの中に踏み込んでいきます。ここでも断食を悲しむことと結びつけています。神の御心に沿った悲しみとは、悔い改めです。
そのようにして新しい関係が生み出されるなら、主はそこに新しい喜びのぶどう酒、喜びの油を注ぐことができます。イエス様もヨルダン川で悔い改めのバプテスマを受けたときに御霊が注がれました。
「あなたは義を愛し、不正を憎まれます。それゆえ、神よ。あなたの神は、あふれるばかりの喜びの油を、あなたとともに立つ者にまして、あなたに注ぎなさいました。」(ヘブル1:9)
新しい皮袋、新しい布は変化を受けいれます。主が変わって欲しいと願うことに対してへりくだってその部分を差し出します。そのような変わるべきもの変えていただく柔軟さを受け入れる者は、新しい主との関係、喜びの関係をも受け入れることになります。そして破れない新しい皮袋は、愛ゆえに破れない、愛ゆえに決して諦めない神との関係でもあるのです。
それが断食の理由であるのが花嫁の断食です。今までの主との親密さを築くスピードを加速させる起爆剤のようなものです。
■A:考えてみよう
私たちは知らず知らずに凝り固まって、かたくなになってしまうことがあるかも知れません。この断食は霊的に敏感にさせ、罪について義についてさばきについて私たちに誤りを認めさせる御霊の働きに敏感にさせます。毎日の掃除と別に大掃除があるように、定期的に花嫁の断食をすることをお勧めいたします。月に一回、週に一回でも良いと思います。
■P:祈り
私と共に住う安息の家を願っておられる主よ。そのために成し遂げてくださったあなたの十字架を褒め称えます。私の願いもあなたの願いと一つとされていきますように。その妨げとなっているものがあると思います。それを取り除くために定期的な断食をさせて下さい。必ず花婿との距離は縮まり、あなたと共にいる喜びが増し加わり、喜びの油、喜びのぶどう酒が注がれるようになることを信じ感謝いたします。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まじまこ 】
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