■S:今日の聖書の言葉
コロサイ人への手紙2章3節
★このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているのです。
■O:今日のコラム
当時、ある教えがコロサイの共同体に入り込み、本書はその警告のために書かれました。その誤った教えに従えば、表面的には整っているように見せたり、あたかも自分が宗教的に立派な者であるかのように見せることができたようですが、内実は「むなしい、だましごとの哲学」とか「人の言い伝え」、「この世の幼稚な教え」であり、別訳では、「全くのたわごと」と言われています。
それらは言い換えると、キリストによらないでも解決を得ることができる、という考え方や行為の一切、と言えます。
「そのようなものは、人間の好き勝手な礼拝とか、謙遜(別訳;自己卑下)とか、または、肉体の苦行などのゆえに賢いもののように見えますが、肉のほしいままな欲望に対しては、何のききめもないのです。」(23節)
使徒パウロは、そのような誤った教えに対して、神に関する事がら、むしろ神そのものの本質、満ち満ちたご性質のすべてが、キリストの内にこそ見出されることを、明確に述べています。
私たちがキリストの中にとどまるとき、見せかけではなく、神に根ざした内側からの成長が始まります。
「キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。」(7節)
「このかしらがもとになり、からだ全体は、関節と筋とによって養われ、結び合わされて、神によって成長させられるのです。」(19節b)
本章を通して、すべてのことはキリストにあってなされる、ということを深く胸に刻みたいと思います。
キリストをますます深く知っていくことにおいての内的な闘いがあるとパウロは述べていますが(1,2節)、私たちも成長の過程で苦しみを通ります。しかし、地上でのしばらくの様々な状況や苦闘の只中で、キリストを真に知れば知るほど、キリストに拠り頼むことの幸いを味わい、キリストにこそ全ての答えがあることを体験していくことを信じます。
■A:考えてみよう
キリストに全ての望みを置いて、神を求めつつ今日一日を歩みましょう。
「キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。」
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ぺい 】
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