■S:今日の聖書の言葉
ヨハネによる福音書16章33節b
★あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。 わたしはすでに世に勝ったのです。
■O:今日のコラム
聖書の中には、「勇敢でありなさい」と数多く書かれています。ゴールであるイエス様を目指して最後まで走り抜くために私たちが持つべき重要な資質の一つは、「勇敢さ」です。
「信仰の戦いを【勇敢に】戦い、永遠のいのちを獲得しなさい。」(1テモテ6:12a)
「私は【勇敢に】戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。」(2テモテ4:7)
「勇敢さ」とは、どんなにつまずいたとしても、自分の足を使って、もう一度立ち上がる能力です。困難に合うと、多くの人はつまずき倒れます。しかしたとえ倒れたとしても、あきらめず再び立ち上がること、これが「勇敢さ」です。
誰しも、人からの言葉や態度で心が傷つき痛む経験があると思います。私もあります。そのような時いつも学ぶのは、つまずき、倒れるのは一瞬なのにそこから起き上がるのには多くの時間を要するということです。しかし、この痛みの中でこそ、私たちは聖霊様の深い慰めと励ましを経験できることを感謝します。主が共に戦ってくださり、自分は決して孤独ではないことをその中でいつも経験するのです。
「わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」(ヨシュア1:9)
助け主なる聖霊様が私たちのうちにおられます。聖霊様のご性質は、「慰め主」「助言者」「弁護者」「とりなす者」「激励者」です。聖霊様は、私たちの内に来られ(ヨハネ16:7)、私たちと深く交わりを持って下さり、痛みの時に私たちを慰め、気落ちした私たちに元気を与え、「共に進んで行こう!」と激励し、立ち上がらせてくださるお方です。
「主は心の打ち砕かれた者の【近く】におられ、たましいの砕かれた者を救われる。」(詩篇34:18)
ここに記されている「近く」とは、距離的なことだけではなく、主は関係において私たちと近くあられるということです。私たちは痛みの中で聖霊様と親密な愛の関わりを経験するのです。そして、聖霊様にあってまた再び立ち上がることが出来ることを感謝します!
今日の章の最後に「勇敢でありなさい」と書かれていますが、「勇敢さ」というのは、もともと自分の中にあるものではなく、聖霊様との親密な愛の交わりの中から産み出されるものであることを今日覚えたいと思います。
悪魔は私たちを失望させようと、私たちの中から勇敢さ、勇気を奪おうと近づいてきます。私たちを弱さや落胆、絶望のわなへと陥れたいのです。しかし、失望落胆し、打ちのめされそうになるその時こそ、告白しましょう。
「上っていこう!主と共に!信仰の戦いを勇敢に戦おう!主と共に!!」
■A:考えてみよう
この朝、聖霊様を私たちの内に歓迎しましょう。もし痛み苦しみの中にあるなら、聖霊様を求め、聖霊様からの慰めと激励によって、再び立ち上がることができるように、共に祈りましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ひさえ 】
オンライン献金はこちらから。
大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。