■S:今日の聖書の言葉
歴代誌 第二 9章22節 (同10章)
★ ソロモン王は、富と知恵とにおいて、地上のどの王よりもまさっていた。
■O:今日のコラム
僕は小学生の頃、親友とこのような話をいつもしていました。
友:「俺、おとなになったら総理大臣になるんや」
僕:「なんで?」
友:「ほしたら(そうしたら)なんでも欲しいもんが手に入ろうが」
僕:「ほやなぁ(そうだね)。ほやけど、めっちゃ勉強せないかんけん、お前は無理じゃ」
友:「ほやなぁ。(大爆笑)」
いかにも小学生らしいアホらしい会話です。しかし、多かれ少なかれ、このようなことを考えたことがある人は多いのではないでしょうか?
ソロモン王は、後にも先にも無いほど、富と知恵と名声と、ありとあらゆるものを手に入れた栄華を極めた王様でした。
普通に考えると、そのような王様は何も不自由がないのではないかと思ってしまいますが、そのソロモン王が人生の後半に記した伝道者の書では、このように言っています。
「空の空、すべては空。」<伝道者の書1章2節b>
また、リビングバイブル訳では同じ箇所がこのように書かれています。
「私はこの世に価値のあるものなどないと思います。何もかも空しいのです。」
どんなものでも手に入れることができる王様がこのように言うのですから、それは今の時代でも同じでしょう。
実際に、事業で成功し、巨額の富と成功を手に入れた人が、結局は人生の目的を失って、悲しい結末になったりすることは少なくありません。
もちろん、お金や富を得ることは悪いことではありません。実際、シェバの女王もソロモン王の富と知恵を見て、神様を褒め称えました。しかし、富や知恵が最終目的になってしまってはいけません。
ソロモン王は地上のどの王よりもまさっていました。あらゆる富、名声、知恵を持ち合わせていました。たくさんの人から賞賛も受けたでしょう。しかし、あらゆる人から嘲(あざけ)られ、裏切られ、自ら貧しくなられ、この世で最も低くなられた天から来られた王様がいらっしゃいます。イエス様こそ、その方です。
神の国とその義とを第一に求める者に、主はすべてのものを与えてくださいます。(マタイによる福音書6章33節)
私たちが第一に求めるものは主、ご自身である必要があります。
■A:考えてみよう
あなたにとっての願望はなんですか?
お金持ちになることですか? 就職で内定をもらうことですか? 事業で成功することですか? 結婚することですか?
そのどれも大切ですが、それらが神様より上になってしまっては危険です。
私たちの宝のある所に心もあります。(マタイによる福音書6章21節)
自分の一番の宝がイエス様になるよう、毎日のみことばによって、また、祈りによって変えられていきましょう。
イエス様を一番にした人生を送り続けるなら、あなたの人生はソロモン王よりもはるかに祝福されたものとなるでしょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。
【しゅん】
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