■S:今日の聖書の言葉
歴代誌第一10章13,14節

★このように、サウルは主に逆らったみずからの不信の罪のために死んだ。主のことばを守らず、そのうえ、霊媒によって伺いを立て、
主に尋ねなかった。それで、主は彼を殺し、王位をエッサイの子ダビデに回された。

■O:今日のコラム
今日の聖書箇所では、サウル王の最期が書かれています。戦いの地で、攻撃はサウルに集中し、痛手を負った結果、自ら剣の上にうつ伏せに倒れてこの地での生涯を閉じます。(3~6節)

それだけで終わるのではなく、ペリシテ人がやってきて、サウルの王の衣服をはぎとり、武具と彼の首を取りました。そして、ペリシテの地の全地の偶像と人々にこのことを告げました。さらに武具は彼らの神々の宮に奉納され、首はダゴンの宮にさらされました。(8~10節)

なぜ、一国の王がこのような無残な最期、そして、死の後も屈辱的な仕打ちを受けてしまうのでしょうか。その答えは今日のみことばにあります。一言で言うなら、主への不従順です。

「このように、サウルは主に逆らったみずからの不信の罪のために死んだ。主のことばを守らず、そのうえ、霊媒によって伺いを立て、主に尋ねなかった。それで、主は彼を殺し、王位をエッサイの子ダビデに回された。」(第一歴代誌10:13~14)

これは、もしかしたら、「サウル」という彼の運命的な名前が影響しているのかも知れません。

「サウル」とはヘブライ語読みでは「シャーウール」と言い、「神を尋ねる、神に伺う、神に熱中する」という意味があります。一方、同じ文字で、母音が違う読み方は「シェーオール」つまり「よみ、死の国」という意味があります。

サウルは誰に聞き従うかによって、自らの人生を祝福に導くか呪いと死に導くかが左右されました。今日のみことばによると、残念ながらサウルは主のことばを守らず、主に聞くのではなく、霊媒師に伺いを立ててしまいました。その結果がこのような死を招いてしまったのです。

サムエル記第一の15章33節では、サムエルはサウルにこのように警告しています。

「まことに、そむくことは占いの罪、従わないことは偶像礼拝の罪だ。あなたが主のことばを退けたので、主もあなたを王位から退けた。」

預言者は何度もサウルに警告しました。しかし、彼は最期まで聞き従わず、自分の中心を自分自身が占め、主に明け渡すことがありませんでした。

■A:考えてみよう
サウルは遠いイスラエルの昔の王様ですが、これは私の姿でもあります。もし、私も主のことばを守らず、主以外のものに伺いを立て、依り頼むなら、私は死に、サウルのようなものになってしまいます。

みなさんは主のことばを毎日聞いていますか?(つまり、みことばを毎日朗読していますか?)それを聞くだけでなく、その中から一つでも実行しようという願いを持って、チャレンジし続けていますか?

みことばは私たちを教えます。

「また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません。」(ヤコブ1:22)

私たちの信じている神の救いは無条件にすべての人に開かれていますが、信じた後の愛の契約に入れられたなら、そこには条件があります。

「もし、あなたが、あなたの神、主の御声によく聞き従い、私が、きょう、あなたに命じる主のすべての命令を守り行うなら、あなたの神、主は、地のすべての国々の上にあなたを高くあげられよう。あなたがあなたの神、主の御声に聞き従うので、次のすべての祝福があなたに臨み、あなたは祝福される。」(申命記28:1~2)

聞き従うことは、一時的な損を経験したり、一時的な苦しみを味わうかも知れませんが、行き着くところは祝福と永遠のいのちです。しかし、もし聞き従わない、つまり不従順な者はどのような者でしょうか。

「あなたがたは自分の罪過と罪との中に死んでいた者であって、そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。
私たちもみな、かつては不従順の子らの中にあって、自分の肉の欲の中に生き、肉と心の望むままを行い、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。」(エペソ2章1~3節)

この世の君、つまり、サタンは誰に働くと書かれていますか?

そうです。不従順の子らの中に合法的に働くことがみことばにはっきりと書かれています。

今日、私の中の主への不従順の部分があるなら、聖霊様に教えていただきましょう。そして、不従順を悟らせていただいたなら、感謝してそれを十字架に打ち付け、イエス様のいのちである血潮を宣言して祈りましょう。

「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が肉にあって生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです」(ガラテヤ2:20)

自分の肉の声に聞き従うのではなく、サタンの声に聞き従うのではなく、ただイエス様の御声に聞き従う従順な者とされていきますように。

■P:祈り
私を愛してくださる天のお父さん、今日もみことばを与えてくださり感謝します。私はイエス様を愛しています。イエス様を信じています。あなたのようになりたいと切に願っています。
しかし、罪と死の原理が私を捉え、真理に覆いをかけ、神様を見えなくさせてしまっています。本来の神様が作ってくださった形ではない、騙された考えを持っていることを教えて下った主をほめたたえます。
私の中のサウルの性質をもっと明らかにしてください。意識できている部分だけでなく、無意識の部分、生まれつき持っていたように思える性質、自分の性格や家族の遺伝だからと諦めてしまっていた神様に属さない性質をみことばの光で照らし、明らかにしてください。
聖霊様によって悟らせていただいたなら、それをキリストと共に十字架につけることができるよう、助けてください。
自分に死ぬとき、キリストが生きてくださいます。そうするなら、今までと反応が変わってくるはずです。私の考え方、生き方を変えてください。天の父が完全であるように、私も完全なものとさせてください。すべての声をシャットダウンして、ただイエス様の御声を聞き、それにすぐに従って行くことができますように。
私を日々、造り変えてくださる主を賛美します。

愛するイエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【 しゅん 】

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