■S:今日の聖書の言葉
テサロニケ人への手紙第二2章15~17節

★そこで、兄弟たち。堅く立って、私たちのことば、または手紙によって教えられた言い伝えを守りなさい。どうか、私たちの主イエス・キリストと、私たちの父なる神、すなわち、私たちを愛し、恵みによって永遠の慰めとすばらしい望みとを与えてくださった方ご自身が、あらゆる良いわざとことばとに進むよう、あなたがたの心を慰め、強めてくださいますように。

■O:今日のコラム
主は、私たちに、堅く立って、みことばを守ってほしいと願っておられます。そして、あらゆる良いわざとことばとにますます進むように願っておられます。

堅く立つには、主の力によって、良いわざとことばとに歩まなくてはなりません。

良いわざとことばの「ことば」にはロゴスという言葉が使われていて、聖書に書かれたみことばのことをを指しています。良いわざとことばとに進むとは、みことばを実行することと、みことばを読み心にたくわえることです。

今の終わりの時代には、私たち神の民を惑わそうとする惑わしの力が働いていることを覚えます。私たちが惑わされることなく、堅く立ち続けるためにも、主のみことばの上に堅く立つこと、みことばを読み、たくわえ、みことばによって歩み、みことばによって判断し、みことばとますます一体となっていくことが必要です。

そして、そのように堅く立って良いわざとことばにますます進むことができるように、「神ご自身が私たちの心を慰め、強めてくださいますように」と今日のみことばの箇所には書かれています。

この「慰め」とは、パラクレオーというギリシャ語で、「励まし」という意味もある言葉で、聖書の他の箇所では励ましという言葉でも使われています。私たちがますますみことばを読み、みことばを実行する歩みをし続けるために、神様ご自身が私たちの励ましとなり、神様ご自身によって心が励まされ、強められることが重要です。

私たちは今一度、主以外のものを励まし、慰め、力としていないだろうか、主以外のもので心を強く保とうとしていないだろうか、私たちの心を吟味していきましょう。

自分の成果や結果、自分の目標や願いが叶うこと、人の言葉や人の評価、自分の持っているもの、この世の楽しみ、肉の欲を満たすもの….etc それら間違ったもので、自分の心を励ましたり、慰めたりしていないだろうか。昨日の自分や過去の自分と比べて、昨日よりもできている、と自分自身を比較して自分を励ましていないか。逆に昨日の自分や過去の自分と比べて、もっと頑張らないと、と自分を励ましたり強めようとしていないだろうか。人と比べて、あの人よりもできている、などと自分の心を励まそうとしていないか。逆に人と比べて、もっと頑張らなきゃ、と自分を励まし強めようとしていないだろうか。

もし、私たちが神様以外の間違ったものを励まし・力・慰めとする心があるならば、落ち込み・不満・不安・人と比べる思いなどが私たちをつきまとい、神の子としての真の自信・自由・へりくだりの心を持つことができなくなります。またそれらの神ご自身以外の励ましや力は長引かず、肉の力や努力、熱心で走ろうとしたり、主のみこころを行うことではなく、自分の目標を達成することなどの間違ったものをゴールにしてしまうかもしれません。

しかし、私たちは主を愛し、主のみことばに歩むこと、主のみこころを行うこと、主の似姿に造り変えられ、花嫁として聖められ整えられることを目指す者たちです!

主は励ましの神(ローマ15:5)であり、御霊なる主は慰め主(ヨハネ14:16,26)です。主のご性質は変わることがありません。そして、主はいつも私たちを助け、励まし、主の愛と御力で強めてくださいます。

しかし、もし私たちが自分中心となってしまうと、知らず知らずのうちに、主以外のものを励まし、慰め、力としてしまうことがあります。ですがそんな弱い私たちであっても、主はいつも導き、助けてくださいますから、私たちは絶えず主に立ち返り続け、主ご自身を絶えず中心としていきましょう。

主を愛し主の道に歩むことを求める思いよりも、もし自分の働きや目標を達成しようとすることを上にしてしまう思いがあるならば、悪魔はその間違った動機や思いを利用しようと機会を狙っています。主にあって主の夢を握ることや大きなvisionを持つことは良いことでもありますが、何よりも主を愛し、みことばを愛し、みことばを日々実行することを第一として歩み続けていきましょう。

今日の聖書の箇所にあるように、堅く立ってみことばを守る者となり、日々主の愛と恵みを受け、永遠の慰めとすばらしい望みをますます知り、主ご自身によって絶えず私たちの心が励まされ、強められ、あらゆる良いわざとことばとに進むことができますように!

今週もみことばを読むこととみことばを実行することを、主の励ましと主の力によって続けていくことができますように。

■A:考えてみよう
第二テサロニケ2章15~17節を自分自身に宣言し、祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ありさ 】

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