■S:今日の聖書の言葉
マルコによる福音書15章24節
★それから、彼らは、イエスを十字架につけた。そして、だれが何を取るかをくじ引きで決めたうえで、イエスの着物を分けた。
37~38節
★それから、イエスは大声をあげて息を引き取られた。神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。
■O:今日のコラム
十字架の恵みを今日も心から感謝します。
エサウを覚えていますか?
ヘブル書によると、彼は「一杯の食物と引き替えに自分のものであった長子の権利を売った」ことによって祝福を相続しそびれました。
サウルは?
彼は、主のことばを退け、主の御声に聞き従わなかった罪のゆえに、王位から退けられました。
ダビデでさえ、ウリヤを殺し、その妻バテ・シェバを取って自分の妻にした罪の刈り取りをしなければなりませんでした。生まれた子が死ぬという悲しい痛みを通ったばかりか、自分の家の中から、不品行、人殺し、姦淫、反逆という災いが起こることを招いてしまいました。
私たちはどうでしょう?
自分の中に、エサウのような、サウルのような性質がある、ダビデのように、自分の家庭に災いを招くような過ちを犯してしまった、と感じることがあるでしょうか?
主の十字架を感謝します!
御国の相続権を失い、王位から退けられ、罪の刈り取りをするはずだった私たちが、罪の赦しと、やり直すチャンス、そればかりか、やり直すための助け、知恵と力、励ましを受け取ることができるようになりました。これは、ただ、イエス様が私たちの罪の身代わりとなって十字架にかかり、死んで葬られ、よみがえってくださったからです。
イエス様が息を引き取られた瞬間、神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けました。主の臨在が満ちる部屋。主が御言葉を語ってくださる場所。私たちの祈りを受け取っていただけるところ。新しい力、折にかなった助けが与えられる場所。この部屋への道が開かれたのです。
「イエスはご自分の肉体という垂れ幕を通して、私たちのためにこの新しい生ける道を設けてくださった…」(ヘブル10:20)
十字架によって、私たちは、永遠の滅びを免れて、永遠のいのちを受けるだけでなく、この地上にいる間も、日々、義のうちを歩む鍵をいただいているのです。
ペテロのことを考えてみてください。イエス様が復活した後も、ペテロは心配だったのではないでしょうか。人の前で、主を知らない、と言ってしまった自分は、御父の前で、イエス様から、お前のような者は知らない、と言われると思ったかもしれません。主の弟子としての自分は、もう終わったと思ったかもしれません。
しかし、主は、ペテロに、大勢の人の前で、キリストの十字架と復活を大胆に証する機会を、何度も何度も与えてくださいました。これこそ、十字架の恵み、復活と聖霊の力です。目を覚まして、主を恐れ、主を愛していきましょう。
主の恵みはあっても、私たちが不信仰になって、その恵みを受け取らないなら、あるいは、かたくなな心を悔い改めず、罪の中を歩み続けるなら、相続権を失い、王位から退けられ、滅びを刈り取ることとなります。
主の恵みを無駄に受けることなく、与えられている恵み、自由をもって、愛をもって仕えていきましょう。
■A:考えてみよう
イエス・キリストの肉体の垂れ幕、という新しい生ける道がつくられました。
「したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。」(ヘブル7:25)
私たちが十字架にかかってくださったイエス様を信じて神に近づく時、神様は私たちを受け入れてくださいます。
「…おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこう…」(ヘブル4:16)
と聖書は勧めています。今日私が必要な「おりにかなった助け」とはなんだろう。今、イエス様の十字架を信じ、感謝して、恵みの御座に近づき、今日必要なおりにかなった助けを受け取ろう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ともこ 】
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