■S:今日の聖書の言葉
コリント人への手紙 第二 11章2節(エゼキエル書45章)(リビングバイブル訳)
★ 神様の深い思いやりをもって、あなたがたのことを心にかけています。ちょうど清純なおとめが、やがて夫となる人に愛をささげるように、あなたがたが、ただキリスト様だけをひたむきに愛するよう願っているのです。
■O:今日のコラム
みなさんはコリント人への手紙 第二の11章を通して読んだことがありますか?
私はこの箇所を読む時、今までさっぱり意味がわかりませんでした。パウロが自分は愚かだと言ってみたり、自分の事は誇らないと行った直後には自分を誇り始めたりといった具合です。
しかし、祈りながら何度も何度もこの箇所を読み進めていく時、パウロのコリントの人々に対する驚くべき愛が伝わってきました。
パウロは結婚の仲介人のように、コリントの人々とキリストとをつなぎとめようと必死になっていました。それはコリントの人々を愛するあまりのことで、命をも惜しまないほどの愛でした。(22-27節)
パウロは命をかけて弟子を愛し育て、キリストから引き離そうとする教えから必死に守り、彼らがキリストの花嫁になるように導いていました。この事こそウィキチャーチの教えに合致しているということを教えられました。
ウィキチャーチとは、レーマ聖書学院で稲福エルマ先生が教えてくださっている授業で、聖日のメッセージでもよく語られます。その中心的な教えは、キリストの弟子をつくるということです。今までも多くの弟子訓練の教えが有りましたが、それらと決定的に違うのは、前者が自分の弟子をつくるということに対して、ウィキチャーチの教えはキリストの弟子をつくるということです。
もう少しわかりやすく言うと、前者はリーダーと弟子が向かい合っているような感じですが、ウィキチャーチはリーダーと弟子が同じ方向を向いて、主を見上げつつ歩んでいくということです。自分に従うようにということではなく、キリストに従う弟子を育てていくことが大切なのです。
パウロはコリントの人々に身をもって愛を示しました。そして、リーダーとしての姿を示しました。
それでは、リーダーとしての姿とは何でしょうか。
普通に考えれば、カリスマ性だったり、統率力だったりということを考えてしまいます。しかし、パウロがリーダーとして示したことは弱さでした。30節にはこのように書かれています。「もしどうしても誇る必要があるなら、私は自分の弱さを誇ります。」
一般の会社で、リーダーが弱さを示したら、それは命取りになるかもしれません。しかし、神の国においては、その弱さこそが重要な鍵になります。
自分は弱いけど、神様は強い。その信仰が私たちを真のリーダーへと導いてくれるはずです。
「だれでも、自分を高くするものは低くされ、自分を低くする者は高くされます。」(マタイの福音書23章13節)
世の中が教えるリーダー論に従うのであれば、どんなに頑張ってもその論を唱えた人以上になることにはならないでしょう。しかし、神の国の基準に従って行くなら、主ご自身があなたを一番いい時に導いて、高くしてくださいます。
また、学校であれ、会社であれ、あらゆる場所において、神の国の原則は通用します。その原則をパウロから学びましょう。
人々をキリストの弟子とするリーダーになる秘訣は何でしょうか?
それは、キリストに気が狂ったほどに仕えるということです。(23節)
パウロは誰よりもキリストに仕えるものとして自らを主に捧げていました。そして、コリントの人々にもそのようになって欲しいと願っていました。それは、パウロがキリストの愛を体験し、その素晴らしさをよく知っていたからだと思います。私もパウロほどではないですが、キリストの愛に触れられた時、もっと多くの人にこの愛を知ってほしい!と切に願います。
だから、まず私たちが神様を狂ったように求め続けましょう。そのことがキリストの弟子をつくる第一歩になります。
■A:考えてみよう
私たちが今、握り締めているものはなんでしょう。また、あなたが抱いている恐れ、不安、悩みは何でしょうか?あるいは、あなたが誇りとしているものは何でしょうか。その全てを主に明け渡しましょう。
人生のハンドルを自分で握るのではなく、主に明け渡しましょう。
大丈夫です。もしそうするなら、主が全ての責任をとってくださいます。
「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」(マタイの福音書6章33節)
具体的には、御霊が話させてくださることば、異言でなるべく多く祈ることです。家で、職場で、学校で、歩いてる時に、お風呂に入っている時もトイレの中でも、電車の中でも車の中でも。あらゆる所で祈ることです。
周りの人が気になりますか? 残念ながら、周りの人はそれほどあなたのことを気にかけていません。神様の方がよっぽどあなたのことを気にかけてくださっています。周りの目を恐れず、(といっても、愛のある配慮も必要ですが)狂ったように主を求めて行きましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。
【しゅん】
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